新・天の神々たち(ストーリー前半)
[1]スタート地点(ふもとの村)にて
村の人々から情報収集を開始。
◆酒屋のおやじ おやじ「やあ、こんにちは。こんな辺鄙な村にようこそ。 わしは、この酒屋の主人だが、あいにく売るものはなにもないよ。 大いなる神ユイターが怒って以来、 酒がなかなか手に入らなくなってね……」 ◆ドロで汚れた幼女(道端にて) 少女「神様がお怒りになったの。 お酒や食べ物をあげたのに怒ったままなの。 巫女さんは、あたし達の心が曇ってるから お怒りになったんだって言うの……」 ◆民家(ベッドに横たわった老爺&老婆) 老爺「大いなる神ユイターの怒りは、疫病をも振りまいたのじゃ…… 60年の連れも、昨晩、ひと足先に逝ってしまったよ。 すまんが、最期くらいはそっとしておいてはくれんかの……」 解説「黒い斑点が顔中に浮かびあがっている。 もう手のほどこしようはなさそうだ」 傍らのベッドを調べると… 解説「老婆の方は、呼びかけても反応はない。 もう死んでいるようだ。死臭が軽く鼻をついた」 ◆宿屋の主人 主人「よそ者がうちになんの用だ!?用がないなら、早く出ていきな!」 宿の奥には、大きなガマガエルが座っている。近づくと… ガマ「なによ、おまえは!ひとのうちに勝手に入らないで!」 ソーサリアン「ガマが喋った…!?」 主人「俺の、娘に近寄るな!」 ソーサリアン「娘……!?」 主人「娘は、リーザは…神に貢ぎ物を届けに行っただけなんだ。 それなのに、 帰ってきたときにはガマの姿に変えられてしまっていたんだ…… いったい、神々に娘がなにをしたっていうんだ……」 ガマ「帰って!帰ってちょうだい…!」 ガマがソーサリアンに<大鍋>を投げつける。 ソーサリアン「……ッ!」 解説「<大鍋>を手に入れた」 主人「さあ、分かっただろう。 俺たちは、もう誰とも話したくないんだ。 帰ってくれ…なぁ、頼むよ…」 ◆空家 解説「家の中に人影はない。 家具もほとんど残っており、 持ち主はよほど慌てて出ていったようだ。」 ◆空家2 解説「空家……ではないようだ。 奥に、戦士らしい男が血を流しながら、苦しそうに蹲っている」 近づいて話しかけると。 戦士「ユイターが怒りに我を忘れて以来、 聖地たる<神々の庭園>も荒れ果ててしまった。 魔性が巣食い、民草を襲う危険な版図と化してしまったのだ。 神の怒りを解かんと、最後のお勤めのつもりでやってきたが… 仲間たちは散り散りとなり、私もこのありさまだ」 戦士「もしも<神々の庭園>に向かうならば、 魔物どもには気をつけるがいい。 神々の恵みが溢れた<神々の庭園>も、 いまや魔の巣窟となっておるでな。 …死ぬで、ないぞ……」 ◆麦畑 麦は枯れて畑は荒れ果てている。畑の隅に農夫が呆然と立っている。 農夫「収穫の季節なのに、すべての麦が枯れちまっただ。 これも神の怒りだというのかね。 冬を越す食料もなければ、ここを逃げ出す金もねぇ。 ここに残っているのは、そんな奴らばかりよ」 麦畑の隅を探すと… 解説「<赤い種>を見つけた。」 農夫「ん? なんだ<ユイターの杖>か。 ああ、もってけもってけ。 <ユイターの杖>などとたいそうな名前はついてるけどよ。 油断してると、天まで伸びて作物をみんな薙ぎ倒しちまうのさ。 忌々しい植物さ」 ◆巫女 巫女「神は怒っておられます。 日頃の邪な行いに、業を煮やしてしまったのです。 祈りは既に通じません。 欲を捨て、私のもとにすべての財産を預けなさい。 そして神への忠誠を誓うのです」
[3]酒場に戻ると…
(発生条件)落雷のイベントを見ること。すべての人と話していること。
おやじ「おぉ、旅の方、いいところへ来なすった。 じつは、さっき倉庫の奥から最後の葡萄酒が見つかってね。 <神々の庭園>まで何本か届けてほしいんだ。 最後の酒まで貢いだとなれば、 神々の父も哀れみを催し賜うはずだよ。 なあ、そうは思わないかね?」 解説「<葡萄酒>×5を手に入れた。」 おやじ「これまでもありったけの酒を貢いだのだが、 なぜ機嫌は直らないのだろう… シャーマンは、わしが貢物を渡して以来、何も言ってこないし…」
[4]巫女の家の前まで来ると…
(発生条件)<葡萄酒>を入手していること
巫女「…<神々の庭園>に向かう? やめておきさない。 祈りも貢ぎ物も、人の願いはもはや神には通じないのです。 命を無駄にすることはない。 貢ぎ物は私に預け、ペンタウァに帰るのです。 今ならば、まだ間にあう」
[5]村の端にて
(発生条件)<葡萄酒>を入手していること
解説「青天の落雷はやんでいる。今ならば、<神々の庭園>に入れそうだ。」
[6]山岳地帯に入ると…
解説「魔物の攻撃が激しくなってきた。 <葡萄酒>の瓶が割れないよう、気をつけて進め。 敵の攻撃や地形のダメージを受けるたびに、瓶は割れてしまうぞ」
[7]山岳地帯の途中
ところどころに神々の石像が立っている。
像を調べると、体力/魔法力を回復できる。ただし、ユイターの石像だけは瘴気が登っており、触れると<呪いのトラップ>にかかるので要注意。
以下は、石像を調べた時のメッセージ。
解説(共通)「神々を祀った石像だ。石像の足元には文字が刻まれている。」 解説「ノーネーム。ユイターの居城を護る門の神」 解説「デュオン。美酒と美女を好む酒の神にして、博学の王」 解説「ペトス。<神々の庭園>を造りし、鍛冶の神」 解説「フェリス。太陽の神にして、ユイターの息子」 解説「ビヌス。天地全ての美を司る女神」 解説「ユイター。大いなる神にして、すべての神の父たる至高の存在」
[8]山岳地帯、中間地点。
崖の陰に女の子が倒れている。近づいてみると…
解説「人間の女の子が倒れているようだ。 魔物に襲われたのだろうか。怪我をして意識を失っているようだ」 ソーサリアン「このままにはしておけない。連れていこう」 解説「<怪我をした女の子>を背負った。」
以降、山岳地帯の後半は、<怪我をした女の子>(アイテム扱い)の重量によって敏捷性が低下した状態で進まなければならない。
[9]山岳地点、終盤。ある地点を通り過ぎると…
ソーサリアン「あ……!」 解説「<赤い種>を落としてしまった。 種は岩場の中へ吸い込まれるように消えていった。」
[10]山岳地帯、終盤(2)
解説「ふと登ってきた辺りを見下ろすと、岩の間から樹が生えている。 さっき落とした種が芽を出したのだろうか。」
[11]山岳地帯を抜け、天上への門
門の前には、門の神ノーネームが立っている。
門の神「大いなる神ユイターは、お心がすぐれぬのだ。 ここから先は、何人たりとも通すわけにはいかん。 さっさと帰れ! ……と言いたいところだが、いいものをもっているじゃないか。 その葡萄酒のことだよ」 残っている葡萄酒の本数によって、以降のイベントは変化。 ◆2本以上 門の神「それをくれたら、特別にこの門を通らせてやるが、どうするかね?」 解説「<葡萄酒>を渡しますか?」 [はい]を選択すると… 門の神「殊勝な心がけだな!では、門を開いて進ぜよう…」 [いいえ]を選択すると… 以降、「1本」の場合と同じイベントが発生。 ◆1本 門の神「なんだと、ユイターへの供物だと? わしへの供物がないとは、なんという不心得な者どもではないか! 供物を捧げに来たとあれば、 通さぬわけにはいかぬがタダとも言えぬ。 なに、いくら払えば良いかだと。 よもや神たる身が人の子から金をとるわけがなかろう! そうさな、 儂と軽く運動してくれれば、それで良いことにしてやろう。 ここは寒くてかなわんのだ……参るぞ!」 解説「門の神が襲い掛かってきた!」 門の神と戦闘開始! >勝利すると… 門の神「うむむ、わしも鈍ったか… だが、十分に暖まらせてもらった。 では、門を開いて進ぜよう… ああ、待て待て。 これは楽しませてもらったお礼だ。また遊びに来るが良いぞ」 解説「10Goldをもらった」 >敗北すると… 門の神「ん、悔しいか?末席とはいえ、神の椅子に座すもの。 まだまだ人の子には敗けぬよ。 とはいえ、わしが暖まるには十分な戦いであった。 では、門を開いて進ぜよう…」 ◆0本 門の神「なんだ、供物の<葡萄酒>をすべて割ってしまっただと? 気の毒だが、それではこの門を開くわけにはいかんな。 下界に戻って、出直してくるが良いぞ」 画面は切り替わって、下界の村。酒場に向かうと… おやじ「おや、早かったね。神々の父には会えたかね。 え、なんだって?魔物に全部割られてしまったって? …まあ、仕方がないさ。 俺たちはもう神に見捨てられてるんだからな。 あぁ、お前さんがたにもご苦労をかけたね。 少ないが、これはお礼だ。持ってってくれよ」 解説「1 Goldを手に入れた。」(Game Over)
[12]門の神に門を開いてもらい、先に進むと…
強風が吹きあがる断崖絶壁に出る。
解説「そのとき、 颶風の轟きとも山の唸りとも知れず、低い苛立った声が響いた。」 ユイター「なんだ貴様は…! ここはお前のような者の来るところではない、立ち去れ!」
ひときわ大きな竜巻が崖下から吹き上げ、空中に放り出される。画面暗転。
[13]山岳地帯の中間地点(地面から聳える高い樹木の枝)
<赤い種>を落とした地面から高い樹が伸び出ている。
地面(木の根元)からスクロールして、樹木の途中に引っかかっているソーサリアン。
解説「これは… あの<赤い種>から生えてきたものだろうか。 天にも届かんばかりの樹木に育っている。 どうやら無事に助かったのも、 この樹がクッションになってくれたおかげのようだ。」 ソーサリアン「それにしても高い樹だな…上には、何があるんだろう…?」
大木を登っていく。
途中、左右に枝が伸びているが、現時点では以下のように表示されて進めない。
解説「怪しげな虫がウヨウヨしているようだ。 ひとまずは無視して、先に進んだ方がよさそうだ」
[14]樹木を上に登り、厚い雲を抜けると<神々の庭園>
ソーサリアン「雲の中に神殿が……これが、<神々の庭園>なのだろうか?」
以降、神殿に住まう神々を訪れる。
前作と異なり、天上界は荒れ果てており、床が抜けているところ、壁の一部が崩れているところがあったり、魔物が断続的に襲って来たりするので、ある程度、アクション的な操作が必要となる。
[15]酒の神デュオン
酒の神「なんだお前は…! ここを酒の神デュオンさまの部屋と知って、入ってきやがったのか。 挨拶代わりもなしでくるとはふてえ野郎だ。」 酒の神「なんだと、貢ぎ物の<葡萄酒>があるだと…? ふん、酒の神にそんな安っぽい酒を呑ませようってのか。 とんでもねぇ、とんでもねぇ話だとは思わねェか??」 酒の神「いいか!?庭園の東の泉で<葡萄酒>を捧げて来い。 泉の力ならば、そんなチンケな<葡萄酒>でも <黄金の酒>に変えてくれるだろうぜ。」 酒の神「そうだ、酒を持ってくるまで、その女は預かっておくぜ。 さあ、さっさと行ってきな。」 解説「<怪我をした女の子>を奪われた。」
[16]神々の庭園東。泉への入り口の架け橋
解説「橋げたには<魔法の泉へ>と書かれている。 しかし、橋は何ものかによって壊されており、 渡ることはできそうにない」
[17]鍛冶の神ペトス
(発生条件)橋が壊れていることを確認済み
鍛冶の神「誰じゃ、お主は…!? ここは人間の立ち入るような場所ではないぞ。」 鍛冶の神「なに、<魔法の泉>に行きたい、じゃと? ふむ……ふむ…… 本来ならばお前たちが立ち入って良いような場所では ないのじゃが…… 渡りに船とはこのことなのかもしれんな。 よし、ひとつ頼まれてはもらえんじゃろうか」 [はい][いいえ]を選択。 ◆[はい]を選択すると… 鍛冶の神「お前たちも知ってのとおり、神々の父ユイターが怒り賜うてから、 <神々の庭園>もすっかり荒れ果ててしまった。 天上界に妖が現れるなど、 それこそ以前には想像もできなんだことよ。 <魔法の泉>への架け橋も、妖が破壊してしまったのじゃよ。 じゃが、修復しようにも<炎の種>がなくては、 釘の一本も鍛えられぬ。 そこで、どうじゃろう。 庭園の最上層にいる太陽の神フェリスに伝えてほしいのじゃ。 鍛冶の神ペトスにひとつ<炎の種>を分けてはもらえんかとな。 もし持ってきてくれたら、 お前たちが<魔法の泉>の立ち入ることも許してやらんでもない」 ◆[いいえ]を選択すると… 鍛冶の神「お前たちのような人間に頼んだわしが、愚かであったよ……」
[18]太陽の神フェリス
解説「太陽の神フェリスがため息をついて立っている。 何か悩んでいるようだ。 どうすればいいのだろう…… そんな言葉を繰り返し言っている。」 太陽の神「なんだそなたは…?どこから来たのだ!? もしや…あの忌々しい大木をつたってきたのか。 ここは人間の…… なんだと、ペトスに頼まれて<炎の種>を…? わかった。好きなだけやろう。 用がすんだら、さっさと出ていけ」 解説「<炎の種>をもらった。 そのままでは持てそうもないので、 とりあえず<大鍋>に入れていこう。」 太陽の神「なんだ、神界の神器を粗末な鍋に入れるのか。 ……まあいいさ、 特別に<天蜘蛛の糸>で取っ手に括ってやろう。 しばらくは持つはずだが、 炎が鍋に触れたりすると、燃えてしまうはずだ。 気を付けろよ」 ソーサリアン「ありがとうございます」 以降、鍋の取っ手に吊り下げられた<炎の種>が画面の右上にウィンドウ表示 (map.ppt P.2)。 解説「<炎の種>は激しくジャンプしたり、魔物からダメージを受けると 振り子のように振れるので注意しろ。 大きく種が振れて、鍋の壁面に当たってしまうと、 そのまま燃え尽きてしまうぞ! <ヴィイタ>を左右に傾けることで、 鍋を傾け、振動を抑えることができる」 以降、ミニゲームスタート。 鍋が<炎の種>によって燃えないようにバランスを取りながら、 鍛冶の神のところまで戻ること。 鍋が燃え尽きて、<炎の種>を失ったらGame Over。 太陽の神「待て! 出ていく前にひとつだけ頼みたいことがある。 わたしは美の女神ビヌスに惚れておってな…… 彼女の好きなもので気をひこうかと思っておるのだが、 それがなにかわからんのだ… そこで、それとなく他の神々に聞いてほしい。 いいか、頼んだぞ。」