新時代のソーサリアンを提案する

30周年を越えたソーサリアンの夢と妄想を語り続ける

ソーサリアン Next提案(概要)

ソーサリアン Next想定スペック

ソーサリアンNext本体
対応ハード PlayStation Vita
配布 ダウンロード版
価格 コアエンジン:無償
  シナリオ:単体 or/and セット売りも
ジャンル サイドビューアクションRPG*1
プレイ人数 1人
統合開発環境メイクリアン*2
OS Windows 10
メモリ 8GB以上(エミュレーター利用時は10GB以上)
ハードディスク 20GB以上の空き容量
エミュレーター PlayStation Vita

Nextの方針

原作要素の再現を重視しない
  • Nextは、あくまで現代に向けたソーサリアンシステムの再構築を目指す。よって、全体としての原作らしさは追及するが、個々の要素を再現することは目的としない。
  • 本稿で考える原作らしさとは、「TRPGに根差した拡張型シナリオシステム」だけである*3
公式コンテンツとUGC(User Generated Contents)との連携
  • 公式によって提供されるシナリオは、ユーザーに対して素材を提供すると共に、シナリオ開発のアイデア、サンプルとなるものでなければならない(素材だけの提供は想定していない!*4
  • 素材単体の提供は価格的にも上限が制約されがち。「素材としても使える」シナリオであれば、より高めな価格設定が可能だろう。
  • 通常、運営期間の経過に比例して、コンテンツ消費に供給が追い付かなくなる。しかし、Nextでは公式コンテンツの拡充によって、UGCの幅が広がり、限られたコストの中でコンテンツ供給を加速度化することが望める。
シナリオ指向(至高)型の開発ツール「メイクリアン」
  • RPG自作ツールとしては、「ツクール」シリーズが老舗。
    • ツクールは何度ものバージョンアップの中で「なんでもできる」高機能化路線を進んでいる
    • 結果、共通システムの上で短編シナリオを作成するには高機能になりすぎた(=制作の難易度が高い)
  • 対して、Nextは「ストーリー執筆に集中できる<シナリオ指向開発>」をモットーに!
    • シナリオの作りやすさには徹底的にこだわるが、反面、マップ/モンスター設定は統一的なしくみ(制約)を設けることで、<マリオマーカー>以上の手軽さを優先する
    • マップオブジェクト/モンスターを配置するだけで、遊べるダンジョンを!
  • 純粋なシナリオ開発以外にも、フリーイベント/ランキング設置など、手軽さを前提にした、よりシンプルな、かつ、さまざまなユーザースキルに応じたUGCの提供手段を!
MORPGMMORPGは採用しない
  • ソーサリアンの進化系としてMORPGMMORPGが提案されることもあるが、本稿ではその立場は採らない。もともとのゲームシステムが複数人数の参加を前提としたものでないため、世界設定が同じだけで、ゲームとしてまったく別ものになってしまうおそれがあるためだ*5
  • もちろん、昨今の風潮としてネットワークの活用や、それに伴う協力型のイベントを完全に排除するものではない。ただし、あくまで補助的な役割にのみとどめる。

<Next提案が、新時代のソーサリアンの礎とならんことを……>

*1:旧来の2Dを維持するのは、ソーサリアンらしさを維持する目的もあるが、なにより素材提供も含めたユーザー制作が手軽にできること!を目的としている。

*2:ただし、マップ制作機能だけはソーサリアン Next本体にも持たせる必要があるだろう。

*3:最新技術で、新規層に向けてクラシカルなRPGTRPG)の世界を届ける!

*4:かつて「アマゾンの剣」などはAVGに特化したシナリオの可能性を示し、「戦国〜」でなんでもありの世界観を具体化し、「ピラミッド〜」ではユーティリティによるシステム拡張の可能性、「宇宙からの〜」以降ではサードベンダーとの連携、「セレクテッド〜」ではユーザーによるシナリオ拡張の可能性など、それぞれに挑戦的な試みを含んでいた。

*5:そこまでやるならば、それこそソーサリアンでなくとも良いだろう