新時代のソーサリアンを提案する

30周年を越えたソーサリアンの夢と妄想を語り続ける

はじまりのゼロ(エピローグ)

[1]最終ステージ終了の後

 霧の中から抜けたパーティは、朝霧が薄く漂う崖の上に出る。
 眼下には、絢爛たる都と、都へ続々と入りつつある他の冒険者たちの姿が見える。

デュエル「あれは……!」

 背後からエティスがゆっくりと歩み出る。

エティス「あれこそが世界の要――ペンタウァの王都じゃよ。
     おぉ、あれを見よ!
     <霧>を抜けて、若者たちがペンタウァへ集わんとしておる。
     ぬしらと同様、<物語の断片>を絆のもとに結んできた若人よ」

解説「エティスは呵々と哄笑した。」

エティス「見よ、暗黒の竜めは貪欲なる性のために、
     人の仔の力を見誤ったのだ。
     <霧>の束縛が緩んだとみるや、
     暗黒竜は<霧>の版図を一挙に広げた。

     なれど、人々は呑みこまれるばかりではない。
     見よ。
     <霧>に呑まれた人々は、魔に怯えつつも、
     <物語の断片>を、<世界の欠片>に新たな絆を築きながら、
     このペンタウァへと続々と集わんとしているではないか。

エティス「カオスに散逸した世界は、
     人々の絆と共に、世界の要となるペンタウァのもとへ再び集い、
     七惑星神の加護はペンタウァを覆い、守護するであろう。
     おぉ、
     剣と魔法を鎧いし勇敢なる冒険者ソーサリアン)たちよ!」

エティス「未だ以て、世界はその一部が繋がりを取り戻したに過ぎぬ。
     なれど、ぬしらの冒険の足跡は、更なる絆を築き、
     そして、新たな世界を織りなすであろう。
     往け、ソーサリアンたちよ。
     ぬしらの旅立ちの土地、剣と魔法の都ペンタウァへ。
     ぬしらの旅こそが世界であり、ぬしらの赴くところ、
     世界は無限に拡がるのだ」

[2]エンドロール

朝霧の漂うペンタウァの都の情景をバックにメッセージがスクロール

A long time ago,so long ago that memories did not exist.

Love was not wide spread among the people
and it was magic or might that ruled the lands.

There were men that set our on precarious adventures
in order to test their strength and courage.

People called these men.....



Sorcerian.

以上、「はじまりのゼロ」完結。

SORCERIAN Next、開幕。