はじまりのゼロ TS「ゼロの創造」（ストーリー中編）
フェイズ４：辺境の村にて（「新・天の神々たち」より）
ポイント0001 村の入口
幼女が道端に座り込んでいる。飼い犬が慰めるように寄り添っていた。
幼女「神さまがおかくれになったわ。 でも、神さまの使いがいらっしゃったからだいじょうぶ・・・。」
どこへ行きますか？
ポイント0003 宿屋
メッセージ「ここは宿屋だが、営業はしていないようだ。」 主人「何！ 夜まで休ませてほしいだと？ まあいいだろう。お代は結構だ。 これで少しは徳が積めるってもんだ。」 ガマ「ゲコ」
画面がフェードアウトし、フェードインする。
メッセージ「夜になった。」
フェイズ５へ移行。（フェイズ5 0003へ進む）
ポイント0006 麦畑
麦は枯れて畑は荒れ果てている。畑の隅に農夫が呆然と立っている。
農夫「キノコは見つかっただか？ はやく宣教師様に献上したいだよ。」 メッセージ「＜ベニテングタケ＞を渡しますか」
「はい」を選択した場合：
農夫「ありがたやー。これはほんのお礼だべ。」
# 1GP を得る。
「いいえ」を選択した場合：
農夫「そうだか…。救われねえのかな…」
どこへ行きますか？
ポイント0007 教会
宣教師「神は怒っておられます。 人々が信仰を放棄したからです。 早く貢物を持っていらしてください。」
どこへ行きますか？
ポイント0008 村外れの洞窟
１回目のみ：
洞窟の出口に、酒屋の主人が立っている。
主人「それは、＜ベニテングタケ＞じゃないか。 幻覚作用がある毒キノコだ。 あの宣教師め、これを香に混ぜて幻覚を見せていたんだな。 ソーサリアン、そのキノコは宣教師に渡さないでくれ。 …おれは昔、邪悪な巫女に身体を乗っ取られた事があるんだ。 おれにとって痛恨の出来事だった。 だから、その後の人生は、 邪悪なものに細心の注意を払って生きてきた。 あの宣教師エンシャは邪悪だ。 おれは＜金の卵＞をロキアという少女から預かり、 おまえたちソーサリアンに渡すように頼まれた。 だが、宣教師もそれを求めている。 村の中は、奴に洗脳された村人の目がある。 だから、＜金の卵＞は村の外に隠したんだ。 日が暮れたらもう一度ここに来てくれ。 それまでに隠し場所から＜金の卵＞を持ってきておく。 いいか、夜になったらだぞ。」
２回目以降：
ここには誰もいない。
どこへ行きますか？
フェイズ５：辺境の村にて・夜（「新・天の神々たち」より）
ポイント0010 山岳地帯の外れ
濃い霧の中に、人の出入りできそうな隙間がぽっかりと口を開けている。
酒屋の主人が倒れていて、横に宣教師エンシャが立っている。
酒屋の主人「ソーサリアン…すまない、＜金の卵＞を奪われた…」 宣教師「何を言うか！ これは創造神の貢物として献上されたものぞ！」
エンシャは、マンティコアに変身する。中ボス、マンティコアとの戦い。空を飛び、尻尾の毒針に触れたキャラクタは毒に冒される。
マンティコアを倒すと：
メッセージ「＜金の卵＞が転がり落ちた」 霧の隙間から、盗賊が出て来る。 盗賊「頂いたぜ！」 メッセージ「＜金の卵＞が奪われた！」 盗賊は、霧の隙間から出て行ってしまう。 酒屋の主人「おれは大丈夫だ…。＜金の卵＞を追え！ ソーサリアン！」
霧の隙間に入る：
フェイズ6へ移行。（フェイズ6 0001に進む）
霧の隙間に入らない：
どこへ行きますか？
フェイズ６：フリージの森（「深き森の魔女」より）
ポイント0002 巨木１
（１回目のみ）
白い小鳥が巨木の枝にとまっている。
小鳥「ソーサリアンさん」 メッセージ「小鳥が言葉をしゃべったようだ」 小鳥「驚かないで。 わたし、この森で魔法の修業をしているロキアです。 訳あって今はこの姿をしています。 ここは平和な森でした。 でも、ユーデリアという予言者が来てから、変わってしまいました。 以前追い払ったはずの盗賊たちが森に戻ってきたのです。 わたしのお師匠様はこの先に住んでいますが、 家を盗賊たちに囲まれてしまい、中に引きこもっています。 盗賊たちが来る直前、お師匠様は私に＜金の卵＞を託されました。 預言者がここに来たのはこのアイテムを狙っていたからです。 ＜金の卵＞は、この世を分断するあの霧を一時的に祓い、 異世界と接続する力を持っているのです。 お師匠様はあなた方に＜金の卵＞を渡し、 この森に導くようにとおっしゃられました。 あなた方があの辺境の村を通ることをお師匠様は知っていました。 だから私は、村へ行ったのです。 でも、すでにあの村には予言者の弟子、エンシャがいました。 予言者もお師匠様と同じく、未来のことが少しわかるらしいのです。 私はエンシャの術に染まっていない村人を探し出し、 ＜金の卵＞を託しました。 その後、私は身の危険を感じ、 小鳥に姿を変えてここであなた方を待っていたのですが・・・。 あの酒屋のご主人様には気の毒な事をしてしましました。 預言者は森の外れの洞穴の中に七日に一度現れて 信者の前で儀式を行います。 おそらく＜金の卵＞を盗んだ盗賊は、 そこで預言者の出現を待っているでしょう。 ＜金の卵＞が預言者に渡る前に取り返してください。 どうかお願いします」
（２回目以降）
小鳥「言い忘れていました。洞穴に入るには、＜信者の証＞が必要です。」
どこへ行きますか？
ポイント0006 巨木３
一人の男が巨木に縛りつけられていて、ダークユニコーンが角で男を攻撃している。二人の盗賊がその周りでその様子を見ている。
盗賊１「献金をしない者はこうなるのだ。信仰が足りない信者は悪である。」 盗賊２「お、お前たちは何だ？ なんか文句あるのか？」
「いいえ」を選択した場合：
どこへ行きますか？
「はい」を選択した場合：
盗賊とダークユニコーンが襲い掛かってくる。
盗賊を倒すと:
信者「助けて頂き、ありがとうございます。 あの者たちは何人もの信者をこの方法で殺しているのです。 だから、この森のダークユニコーンの角には、 ＜信者の証＞が刺さっている事があるのです・・・。」
フェイズ7へ移行。（フェイズ7 0006に進む）
フェイズ７：フリージの森（「深き森の魔女」より）
フェイズ８：フリージの森（「深き森の魔女」より）
ポイント0007洞穴
一人の男が洞穴の前に立っている。
信者「信者以外はここに入る事はできないよ。」 メッセージ「＜信者の証＞を見せた。」 信者「お通り下さい。あなた方に創造神の加護があらんことを。」
どこへ行きますか？
ポイント0009会議室
中にはたくさんの信者がいた。ユーデリアの出現を待っているようだ。
入口に一人の男が立っている。
信者「合言葉は？ 何、忘れたって？ ヒントはユーデリア様とエンシャ様の名をもじった言葉だよ。 え、分からない？ じゃあ出て行ってくれ！」
ポイント0010酒蔵
３人の盗賊が酒を飲んでいる。
盗賊１「昼間っから飲む酒はうめえなあ。」 盗賊２「宗教ってのはいい商売だ。 真面目に泥棒をやるのがバカらしくなるぜ。」 盗賊３「預言者様は俺たちの救世主だ。」
ポイント0011待機部屋
３人の信者がいる。
信者１「私は創造神の降臨を信じています。祈りは必ず届くはずです。」 信者２「創造神がこの世界を創ったのです。 でもなぜ神があんなにたくさんの金を欲しがるのか、 分かりません。」 信者３「私はユーデリア様を信じます。 なぜならあの方は我々に未来の世界を見せてくれるのですから。」
ポイント0012牢獄
牢獄に１人の信者が閉じ込められている。
２人の盗賊が信者を囲んでいる。
信者「助けて下さい。私にはもう一銭も無いんです。」 盗賊１「世界が危機なんだぜ！ もっと信仰を見せな！」 盗賊２「おまえのおかげで、みんなが迷惑してるんだ！」 扉から別の盗賊３が入ってくる。 盗賊３「てめえら、いい加減にしないか！」 盗賊２「何だと？」 盗賊３「天罰が下る前に俺がお仕置きしてやるってことよ。」 盗賊１「ふざけるな！ やっちまえ！」 盗賊３は、瞬く間に盗賊１，２を倒してしまった。牢獄は開けられた。 信者「ありがとうございます。ご恩は忘れません。」 信者は扉から出て行く。 盗賊３「やあ、ソーサリアン。俺の名はドギ。 古い友人から＜金の卵＞探しを手伝うように頼まれてな。 ここの盗賊団に紛れ込んでいたんだ。 おっと、もうすぐ奴がお出ましになる時間だ。 俺と一緒に行けばありがたい預言者様のお顔が拝めるぜ。」
ドギがパーティに加わった。
フェイズ9へ移行。（フェイズ9 0012へ進む）
フェイズ９：フリージの森（「深き森の魔女」より）
ポイント0009会議室
中にはたくさんの信者がいた。ユーデリアの出現を待っているようだ。
入口に一人の男が立っている。
ドギが死んでいる場合：
信者１「合言葉は？ え、忘れたって？ 合言葉が言えないなら出て行ってくれ！」
ドギが生きている場合：
信者１「合言葉は？」 ドギ「気に食わねえな。」 信者１「一応、規則なんで。」 ドギ「しゃあねえな・・・。 アエリアデンユーシャ！」 信者１「お通り下さい」 少し進むと、奥から神官服の男が現れる。 信者２「ユーデリア様！ 私たちの救世主！」 信者３「ユーデリア様！ 望みを叶えてください！」 ユーデリア「皆の衆、今日もよく集まってくれた。 創造神は信じる者に情け深く、信じぬ者に冷徹じゃ。 世の中は邪神の信仰に満ちている。 王都が滅びたのは創造神の怒りの証明じゃ。 このわしが創造神の怒りを抑えていなければ、 とっくにここにも滅びが訪れておったのじゃ。 さあ、皆の信仰の証明をするのじゃ。」 信者２「私は全財産を差し上げます。」 ユーデリア「よろしい。創造神はお喜びになる。 この者の信仰は、皆の衆を救うであろう。」 メッセージ「ユーデリアが呪文を唱えると、信者達は気を失ったようだ。」 ドギ「信者はユーデリアに夢を見させられているんだ。 俺が思うにその術は本物だが、創造神とは全く関係ねえ。 単に幻影を見ているに過ぎんのだ。」 メッセージ「信者達が目を覚ました。」 信者２「今、未来を見ました。前より明るい未来でした。」 ユーデリア「そうだとも。わずかだが、信仰が創造神に届いたのじゃ。」 信者３「私は、この＜金の卵＞を差し上げます。」 ユーデリア「おお、これは・・・」 ドギ「ちょっと待て！ お前、このお宝をどこで手に入れた？」 信者３「これは私が全財産を投じて買い取ったものです。 ユーデリア様にとって重要なものと伺っております。」 ドギ「お前は騙されているんだ！ これは森の魔女のものだ！ 盗賊が奪った盗品だぞ！」 信者３「何をおっしゃいます。 あなたはまさか私を妬んでいるのではないのですか。」 ドギ「バカ！ 目を覚ませ！」 ユーデリア「やめるのじゃ！ ここでの争いは許さぬぞ！」 メッセージ「ユーデリアが呪文を唱えた。」
フェードアウト。
ポイント0010酒蔵
３人の盗賊が酒を飲んでいる。
盗賊１「昼間っから飲む酒はうめえなあ。」 盗賊２「宗教ってのはいい商売だ。 真面目に泥棒をやるのがバカらしくなるぜ。」 盗賊３「預言者様は俺たちの救世主だ。」
ポイント0011待機部屋
３人の信者がいる。
信者１「私は創造神の降臨を信じています。祈りは必ず届くはずです。」 信者２「創造神がこの世界を創ったのです。 でもなぜ神があんなにたくさんの金を欲しがるのか、 分かりません。」 信者３「私はユーデリア様を信じます。 なぜならあの方は我々に未来の世界を見せてくれるのですから。」
