日本昔話ソーサリアン(終:桃太郎の章)
プロローグ
エティスの感じ取った"魔"。
その元凶とも言える念が発せられる場所が特定された。
名は「鬼ヶ島」、強靭な鬼が住まう島。
街へ降りては財宝をせしめ、無益な殺生を繰り返すと言う。
鬼を影で操っている者がいる。
その正体をつかみ、平和を取り戻せ。
※このシナリオは3人までです
登場人物
桃太郎 | 侍。鬼退治に向かうも返り討ちにあう |
---|---|
犬 | 桃太郎の家来の1匹 |
猿 | 桃太郎の家来の1匹 |
キジ | 桃太郎の家来の1匹 |
お爺さん | 桃太郎の父親がわり |
お婆さん | 桃太郎の母親がわり |
その他 | たくさん |
敵モンスター
- 暗黒神 邪鬼:復活した邪神
ストーリー
鬼ヶ島へ向かうソーサリアン一行。
道中で、老夫婦から危険なのでやめろと言われる。
夫婦のせがれ、桃太郎も勇んで仲間たちと共に鬼退治へと向かったが、行き着くまでに邪念により、生ける屍のような状態に追いやられてしまっていたのだ。
鬱に陥った桃太郎を戻すのには、邪気を払う必要がある。
それを聞いたお婆さんは、「高名な彼の方ならば…」とつぶやき家を出て、引き連れて来たのが一休だった。一休の話によると、邪念を払うには、桃が必要との事なので、山の中で桃の木を探して実を取ってくる。
桃太郎の正気を覚まし、散りぢりになってしまった家来を探し集め、ソーサリアン+桃太郎で鬼ヶ島決戦へ(仲間がそろわない内でも鬼ヶ島へは行ける)。
海を渡る際には船が全て破壊されていて、困りながら浜辺を歩いていると声が聞こえ、そこへ向かうと竜宮の使いである亀がいて、鬼ヶ島へと渡してくれる。
道中、鬼の罠にかかり閉じ込められてしまうも、微かに聞こえる声を頼りに無事脱出。
声の主は法師と四天王の一行であった。
各地の鬼を退治していて、ここへもたどり着いたのだと言う。
それぞれ、邪魔をしてくる鬼を足止めしてくれ、ソーサリアン達をサポートしてくれる。
実は人の言葉をしゃべる犬、猿、キジはそれぞれ神の息吹がかかった神具の化身。
犬はアメノムラクモノツルギ、猿はヤサカノマガタマ、キジはヤタノカガミへと本来の姿を現す。通常攻撃の効かぬ邪鬼を倒すためには、彼らの力が必要(攻撃無効時は逃げ去る)。
邪鬼は、初出の「戦国ソーサリアン」よりもイヤラシイ動きと攻撃パターンでプレイヤーを翻弄する。日の本の国のモノノケに七惑星のカケラを与え、吸収させていた張本人。全ての力が集まった時、自分の手中におさめ、最強の神になる事を目論んでいた。
それでも自身の持つ太陽の力だけで、より強力な姿へと変身を遂げる。
倒した邪鬼からは陽の輝きに似た玉が解き放たれ、APOLLO(太陽)の効果が元に戻る。
玉を城へ持ち帰りエンド。
三種の神器は当然の事ながら、持ち帰り不可。
制作秘話
最後を飾らせるには、ネームバリューのある桃太郎しかないでしょう。
そして定番ネタではあるが、やはり邪神復活かなぁ、と。
最初は酒呑童子で当てはめていたけど、それじゃどうもインパクトにかけると、上記の案を採用。空中を動き回り、分身、弾幕攻撃など攻撃を当てにくいようにすれば強敵な感じが出るかな、と。もちろん、石化弾も飛ばします。
元ネタからすれば、戦国以前のお話になるので「邪神復活」はおかしいのですが、そこはゲームシナリオとしての考えで進めました。
洋風ファンタジーも絶対、ご当地の方々からすればツッコミどころ満載だろうし。
ソーサリアン1人とお供じゃゲームとして難しいので、3人パーティーと桃太郎で。
ではお供をどうするか?
数が3だし、最終決戦だからいっその事、三種の神器にしてしまえ。
そうすりゃ、人語を話す説明もつくし。
と安易な発想に着地。
桃太郎が正気になっただけでは勝てず、3匹の家来を見つけ出すのが必要。
そのため、かなり広範囲なマップになってしまうのかも。
「かも」ばっかりだ。
「最後の大決戦」なので、盛り過ぎてとっちらかる危険ははらんでいるものの、オールスター大集結にもしてみました。