日本昔話ソーサリアン(肆:三枚のお札の章)
プロローグ
人里離れた深い山奥にあるとあるお寺には、邪念をはらうお札(木札)が存在するらしい。これまでにも、多くの災厄を鎮めてきた霊験あらたかなお札である。
そのような効力を持つお札は、数年に一度剪定されるご神木から出る、大きめの枝からのみ作られる。"魔"の波動をはらうのに一役買うかも知れぬと、エティスの助言により、ソーサリアン達はそのお寺を訪れてみた。
※このシナリオは3人までです
登場人物
小坊主 | 寺に仕える見習い僧 |
---|---|
和尚 | 強力な神通力の使える高僧 |
新右衛門 | 侍 |
敵モンスター
- 鬼婆:人を喰らう神通力を持つ妖怪
アイテム
お札 | 法力を秘めたお札(木札) |
---|---|
神木の枝 | お札の材料 |
お経の大風呂敷 | 妖の目をあざむく法衣 |
琵琶 | 楽器 |
ストーリー
道中で獣に襲われていた小坊主を助けている侍・新右衛門に遭遇。
小坊主は目的地の寺の者だったため、一緒に寺へ。
ソーサリアン達の話を聞いた和尚は、ちょうど明日、新たなお札を制作するとの事。
小坊主に、材料となる神木の枝を取りにお使いへ行かせる。
しばらく後、慌てた様子で新右衛門が寺へやって来る。
小坊主がモノノケに山へ連れて行かれるのを見た者がいると。
小坊主を助けるため、山奥へ向かうソーサリアン一行だが、厳戒態勢なため入山が出来ず。寺へ戻り、和尚にその旨を伝えると、裏表びっしりとお経の書かれた大風呂敷を手渡される。これを頭からかぶっておけば、モノノケの目をくらます事が可能なのだと。
大風呂敷のお陰で入山でき、山小屋へ到着。
囚われの小坊主を助け出す。
小坊主の話によると、他にも坊主をさらっては喰らっていて、自分も今夜あたり喰われそうだったと。
小坊主を連れて出たが、鬼婆がそれに気付き追いかけて来る。
小坊主を連れているため、戦闘はできない。
危うく捕まりそうになるも、小坊主が和尚より念のためと預かっていたお札により砂山、大川、業火を起こすものの、どれも突破して来てしまう。
お寺に駆け込み一安心するも、坊主を喰らった身の鬼婆には、お寺も脅威ではなく、内側にまで入り込んで来た。それに便乗して、数種類のモノノケも境内に乗り込んで来た。
小坊主を奥へ逃がし、和尚と共に対峙するも、攻撃がやはり効かない。
一休の法力により、屏風絵の虎が実体化し鬼婆を襲い、その間にお寺の宝具である琵琶を取りに向かう。小坊主は琵琶の名手なので、彼に手渡し演奏させたところ、鬼婆が叫び声をあげて苦しみ出す。弱ってきたチャンスを狙い、鬼婆を退治。
倒した鬼婆からは、沐浴の香りに包まれた玉が解き放たれ、JUPITER(木星)の効果が元に戻る。
玉とお札を城へ持ち帰りエンド。