日本昔話ソーサリアン(壱:一寸法師の章)
プロローグ
東方の地・日本の中でも、あまたの念がうごめくと言われる都・京都。
街は、夜な夜な鬼と呼ばれる怪物が出現し、襲われていた。
その鬼の総大将・酒呑童子から"魔"の念が感じられる、とエティスは告げる。
「奴はただの鬼にあらず。酒呑童子を倒し、その正体を確かめるのだ!」
ソーサリアン達は一路、京都へと向かって行ったのである。
※このシナリオは3人までです
登場人物
法師 | 侍。以前、鬼を退治したことがある |
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姫 | 法師の妻 |
つな | 侍 |
さだみつ | 侍 |
すえたけ | 侍 |
きんとき | 侍 |
アイテム
打ち出の小槌 | 不思議な小槌 |
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神酒 | 鬼たちの好物 |
木綿針 | 刀の代わり |
お椀 | 船になる |
箸 | カイになる |
ストーリー
お話の時系列は元ネタの「一寸法師」の後の時間です。
法師は、最初から通常の人間サイズで登場。
ソーサリアンと共に鬼退治へと向かう最中、盗まれた打ち出の小槌により、パーティーメンバーは豆粒サイズの小さな体にされてしまう(豆粒サイズと言っても、鬼が巨大なので対比はかなり違う)。
打ち出の小槌は鬼に飲み込まれてしまうが、首尾よく酒を飲ませ、寝ている間に体内に侵入。鬼の体内には魔物(?)が巣食い一筋縄ではいかず、更に、天井や床は酸が充満しているが、乱暴に飲食していた鬼の体内にはそのまま飲み込んだ食器類もあり、それらを駆使し、無事小槌を取り戻す。
脱出した後、元のサイズへ。
その後、鬼の根城の最深部で、酒呑童子と対峙できる。
道中で出会う侍たちの手助けもあり、酒呑童子の法力を抑え込むことで最終決戦へ。
一度倒しても首だけが動きだし、再度の戦闘へ。
倒した酒呑童子からは炎のような玉が解き放たれ、MARS(火星)の効果が元に戻る。
玉を城へ持ち帰り、エンド。
制作秘話
最初はボスを赤鬼にでも、と考えていたのですが、魔法効果減退のため、敵が幾分かは強く感じるであろうため、強めの鬼=酒呑童子へと変更。
そして、どうせ酒呑童子だったら、登場人物もそれになぞらえてしまえ、と一寸法師を頼光に見たてて、四天王を出したは良いが、さてお話をどうしようかと。
本当はそこらをもっと掘り下げた話が書ければ良いのでしょうけれど、ざっくり投稿に肉付けしただけのものなので悪しからず(なのでアイテムの使い方とか書いてない)。
元ネタの体内侵入は、押さえておきたいと四苦八苦。
法師と姫に名前がないのは、単に思い浮かばなかっただけです。
四天王の活躍は、最終局面だけでなく要所要所にあった方が良いと思うので、鬼に酒を飲ませるところや、ラスボスへ向かう道中などでも動いてもらった方が良いのかもしれませんね。
酒呑童子は毒の入った酒を飲んで気絶してるところを首はねられた、とからしく、さすがにそれそのままは使えないですよねー。
追記。
鬼の腹の中は動いており、そのため小槌も転がり、ソーサリアン一行は一定時間もしくはマップが切り替わるごとに大きさが変化しても面白いかも。
そのサイズ差によってパズル的な進行が行えると思いますので。
胃腸だけでなく血管とかも通れ、他の臓器から経由して小槌のある部位へ到着した方が、ゲームとしてもお話としても良さそう。
小槌は基本、無機質には反応しないことにしないといけないし、そうすると、装備品一式はどうなの?と細かい説明が必要にもなってくるのですが。