新時代のソーサリアンを提案する

30周年を越えたソーサリアンの夢と妄想を語り続ける

少女は英雄に語りて(ストーリー前半)

スタート/??

 ※画面真っ暗。無音。

ナレーション(謎の声)
 「どうせ何も変わらない…きっと貴方も他の人と同じ…辿り着けず、
  そして帰ってゆくだけ…」

謎の回廊1

 ※画面が光った後、場面が謎の回廊1になる。BGMも鳴り出す。

ソーサリアン「あ、あれ…!? ここは、どこだ!?」

ナレーション
 草原で拾った本を開いた瞬間、意識が遠退いたソーサリアン。
 意識を取り戻した時には本もなく、
 見知らぬ建物の中に立っていたのだった。

ソーサリアン「入り口も見当たらないな。仕方がない…出口を探そう」

 ※謎の回廊2へ進む。

謎の回廊2

 ※P-ナイトが3体出現するが、1体でも倒すとフラグ成立。
 (倒してイベントを見ないと部屋の端が壁になっていて、
  謎の回廊3へ行けない)

ソーサリアン「なんだ、この騎士は…?
       戦っていた時は確かに重量を感じていたというのに、
       最後の一撃はまるで紙でも切っているように
       手応えがなかった…」

 ※謎の回廊3へ進む。

謎の回廊3

 ※謎の回廊4へ進む。

謎の回廊4

 ※P-アーチャーが3体出現し、全部倒すとフラグ成立。
  画面が真っ暗になる。
 (倒してイベントを見ないと部屋の端が壁になっていて、
  謎の回廊5へ行けない)

ナレーション(謎の声)
 「まさか…そんな、まさかね。
  これは…そう、これはきっとまぐれに違いないわ…」

 ※画面が元に戻る。

ソーサリアン「なんだろう…何か視線を感じるような…?
       いや、気のせいか」

 ※謎の回廊5へ進む。

謎の回廊5

 ※画面の端まで行くと、先が真っ白になっていて先に進めない。

ソーサリアン「うわ! なんだこれは!?」

ナレーション
 回廊の先は真っ白で何もなく、何も見えない。
 回廊と白い空間との境目を見ると、
 そこだけは紙に描かれた絵のように厚みを感じない。

ソーサリアン「これは夢なのか…?
       しかし、私は確かに痛みを感じていた…。
       ううっ、これは一体…!?」

謎の声「えっ!?
    ま、まさか此処まで辿り付ける人達がいるだなんて!!」

ナレーション
 頭上から少女のような声が聞こえた。
 ソーサリアンが頭上を見上げると、
 白い空間に空いた穴から幼い少女の顔が見えるではないか!

ソーサリアン「う、うわぁ!? 巨大な女の子が見えるぞ!?」

謎の声「えっ、えっと、落ち着いて下さい!
    私は巨人でも敵でもありません!
    今から梯子を描きますから、そうしたら上がって来てくれませんか。
    私は貴方達とお話がしたいのです」

ナレーション
 少女が見ている穴から長細い棒が差し込まれ、
 その棒が空中に線を描いてゆく。
 暫くすると棒は穴に戻り、代わりに線が上り梯子に姿を変えた!

 ※ソーサリアンの頭上に梯子が出現する。

謎の声「突然の事で驚かれているかもしれませんが…
    お願いします、私を信じて下さい…」

ナレーション
 少女の必死な声と表情から、ソーサリアンは彼女を信じる事に決めた。

ソーサリアン「分かった、私は君を信じよう。
       待っててくれ、今から梯子を上るよ」

 ※梯子を上る。少女の部屋へ進む。

少女の部屋

 ※少女(ポーラス)に話し掛ける。

ソーサリアン「私達に話し掛けてきたのは君だね?」

少女「はい。私の名前はポーラス。貴方は…?」

ソーサリアン「私は○○(先頭にいるキャラクターの名前)、
       皆からソーサリアンと呼ばれている者さ。
       拾った本を開いて、
       気が付けば先程の回廊に立っていたんだが…
       君は何か知っているようだね?」

ポーラス「はい。貴方達を『こちら』へお招きしたのは私ですから。
     貴方達ソーサリアンの事は、
     今までお招きした方々の記憶を読んで存じております」

ソーサリアン「…? それは一体どういう事だい?」

ポーラス「私はペンタウァから遠く離れた大陸で生きる
     『綴り手の民』の一人。
     綴り手の民は魔法の本を執筆する能力を持ち、
     私はその能力で書いた絵本を他大陸に飛ばして
     絵本を開いた御方を本の中にお招きしておりました。
     その際に記憶を一部読ませて頂いていたのですよ」

ソーサリアン「何だか突拍子もない話だが…
       その、他大陸の者を招く理由というのは?」

ポーラス「私の村や多くの町が『とある魔族』に襲撃され、
     存在自体が消滅し掛かっているのです。
     ですから、私はその魔族を倒せる力を持った御方を探す為にも、
     絵本を通じて外界に干渉し、
     絵本を開いた冒険者の方を絵本の中に召還していたのです」

ポーラス「しかし、今までの冒険者の方達は、
     回廊の途中で力尽きてしまいましたので、
     元の世界へ帰還させました。
     えっ、心配は要りませんよ。絵本の世界は夢と同じですから、
     元の世界に戻れば怪我一つありません。
     それに、絵本の中で起こった事も全て忘れてもらっていますから」

ソーサリアン「うーん…。では、君がいるこの部屋は何処なんだい?」

ポーラス「私の部屋ですが、
     今は外界から切り離され異空間を漂っている状態です」

ソーサリアン「イクウカン?」

ポーラス「そうですね…私達が生きている世界とはまったく別の世界、
     と考えて頂ければ…」

ソーサリアン「別の世界?
       いやいや、絵本の世界といい、イクウカンといい、
       そんな夢みたいな話が…」

 ※ソーサリアンをドアの隣に移動させ、ドアを開く。
  ドアの外は白くなっていて出られない。

ナレーション
 ドアを開くと、絵本の世界の端っこと同じように白い空間が広がっている!

 ※ドアを閉める。

ソーサリアン「……すまない、にわかに信じがたい話で、つい…」

ポーラス「いいえ、これで私の話を信じて頂けたのであれば」

ポーラス「えっと、話を戻しますが、
     件の魔族は自らを『収集家グリメルム』と名乗り、
     襲った町村を生き物ごと魔力によって小さくして、
     異空間に存在する根城に飾っていると言っていました。
     このままでは私の生きる大陸から町村が消失し続け、
     いずれは死した大陸となってしまうでしょう」

ポーラス「…私は皆の希望を背負い、逃げ延びました。
     ですから、貴方達のお力を見込んでお願いがあるのです。
     どうか、どうか…グリメルムを倒す為、
     ソーサリアン様の力をお貸し頂けないでしょうか…?」

ナレーション
 ポーラスに協力しますか?(Y/N)

 <NO(N)を選択した場合>

ポーラス「……そう、ですか。いえ、そうですね。
     一方的にこちらの都合を押し付けてしまい、
     申し訳ありませんでした。
     でも…久方振りに誰かと話せて楽しかったです。
     ありがとうございました。
     さようなら、ソーサリアン様…お元気で……」

 ※画面暗転。無音になる。

ナレーション
 ポーラスの別れの言葉が終わると同時に意識が遠退いてゆく…。
 異空間の中で見た彼女の最後の顔は、
 涙を零しながら寂しげな笑みを浮かべていた。
 だが、その記憶も夢から覚めれば消えてしまうのだろう。永遠に……。

 ※そのままトラベラーズ・インへ。(シナリオ終了)

 <YES(Y)を選択した場合>

ソーサリアン「そんな危険な魔族を放っておく事は出来ないからね。
       力を合わせて共に戦おう!」

ポーラス「あっ…ありがとうございます!」

ポーラス「グリメルムは異空間に根城を持っていると言いましたが、
     私の家に伝わるこの魔法の本を使えば
     ソーサリアン様を根城にワープさせる事が可能です。
     その為にも、これらをお持ち下さい」

ナレーション
 『ポーラスのリボン』を受け取った!
 『魔法の紙(5枚)』を受け取った!
 『魔法のペン』を受け取った!

 ※ポーラスのリボン・魔法の紙(5枚)・魔法のペン入手。

ポーラス「まずはリボンを身に着けて下さい。
     グリメルムの所に行くと
     通常では私の魔力も届かないのでしょうが、
     そのリボンを介してなら微力ながら魔力を送る事が出来ますし、
     ソーサリアン様の居場所もこちらから把握出来ますから」

ソーサリアン「この紙とペンは? どうやら魔力が宿っているようだが」

ポーラス「あの狡猾なグリメルムの事でしょうから、
     きっと様々な罠が待ち受けているに違いありません。
     ですから、もしグリメルムの力が働いている場所がありましたら、
     そのペンで紙に私の名前を書いて貼り付けて下さい。
     すると紙が私の魔力を増幅し、
     グリメルムの力を弱める事も可能となるでしょう」

ポーラス「ただ、何もない所で使うと、
     魔力を増幅し過ぎて燃え尽きてしまいますから注意して下さい。
     途中で魔法の紙がなくなってしまったら、
     リボンに念じて一度此処に戻って補充して下さいね」

 ※箱庭に行くまでに魔法の紙を使い切ってしまった場合、
  「魔法の紙がもうない。補充しよう…」というメッセージが出て、
   少女の部屋に強制ワープとなる。魔法の紙を5枚補充し、
   再度1階にワープする。(仕掛けは一から解き直す必要がある)

ソーサリアン「解った。
       いや、全て理解したかと言うと不安なところはあるけれども、
       君の力があればきっと大丈夫さ!」

ポーラス「ふふっ…。
     では、今からソーサリアン様をグリメルムの根城にワープ
     させます。いきますよ…!」

ソーサリアン「ああ、いつでも来い!」

 ※画面がフラッシュし、ソーサリアンが消える。画面暗転。

 ※異次元塔ディ・メンジェスへ移動する。

異次元塔ディ・メンジェス1

 ※画面が明るくなり、ソーサリアンが出現する。

ソーサリアン「此処がグリメルムの根城か…。
       何が起こるか分からないぞ、気をつけて進もう!」

 ※異次元塔ディ・メンジェス1階→2階→3階→4階→5階→1階
  と1ループするとフラグ成立。
  1〜5階までの水晶柱を調べた時に
  「この水晶柱には魔力が流れているようだ…。
   魔法の紙を使いますか?(Y/N)」というメッセージが入るようになる。

 ※フラグ成立後に5階の水晶柱で魔法の紙を使用しない限り、
  1階→2階→3階→4階→5階→1階とループし続ける。

ソーサリアン「うん…? 何だか同じ場所をぐるぐると回っているような…
       気のせいだろうか?」

異次元塔ディ・メンジェス1〜4

 ※1階〜4階で魔法の紙を使用した場合
 ※水晶柱を調べる。

ナレーション
 この水晶柱には魔力が流れているようだ…。魔法の紙を使いますか?(Y/N)

 ※Nを選ぶと何も起きない。
 ※Yを選ぶと「魔法の紙にポーラスの名前を書いて貼り付けた!
  だが、紙はすぐに燃え尽きてしまった…」というメッセージが入る。

異次元塔ディ・メンジェス5

 ※5階で魔法の紙を使用した場合
 ※水晶柱を調べる。

ナレーション
 この水晶柱には魔力が流れているようだ…。魔法の紙を使いますか?(Y/N)

 ※Nを選ぶと何も起きない。
 ※Yを選ぶと「魔法の紙にポーラスの名前を書いて貼り付けた!」
  というメッセージの後にイベント発生。

ナレーション
 魔法の紙の魔力と水晶柱の魔力がぶつかり合い、辺りは光に包まれた!

 ※画面がフラッシュしてソーサリアンが消える。画面暗転。
  異次元塔ディ・メンジェス6へ移動する。

異次元塔ディ・メンジェス6

 ※画面が元に戻り、ソーサリアンが出現する。

ソーサリアン「部屋の雰囲気が変わった…。
       どうやら先程の部屋には
       迷いの魔法が掛けられていたようだな。
       何とか無事に切り抜けられたが、
       今度はどんな仕掛けが待ち受けているのだろうか…」

 ※異次元塔ディ・メンジェス7階→8階→9階へ進む。

異次元塔ディ・メンジェス9

 ※石版を調べる。

ナレーション
 石版には「月が昇り 陽は沈む 散らばる星は数え切れぬ」
 と刻まれている。

ソーサリアン月と太陽と星? 一体何を意味しているんだ…?」

 ※異次元塔ディ・メンジェス10へ進む。

異次元塔ディ・メンジェス10

 ※MOONが5体出現。

ナレーション
 敵は月の形をした杖を持っている。

 ※月が昇る=月が1つ見える。MOONを4体倒し、1体は残しておく。
 ※異次元塔ディ・メンジェス11へ進む。

異次元塔ディ・メンジェス11

 ※SUNが5体出現。

ナレーション
 敵は太陽を模った王冠をかぶっている。

 ※陽が沈む=太陽が見えなくなるのでゼロ。SUNを全滅させる。
 ※異次元塔ディ・メンジェス12へ進む。

異次元塔ディ・メンジェス12

 ※STARが10体出現。倒す度に湧いてくる。(無限湧き)

ナレーション
 敵は星型の勲章を着けている。

 ※星は数え切れぬ=星はいっぱい見える。STARは倒さずに無視する。
 ※異次元塔ディ・メンジェス13へ進む。

異次元塔ディ・メンジェス13

 <フラグ立て失敗の場合>
 ※水晶柱を調べる。

ナレーション
 この水晶柱には魔力が流れているようだ…。魔法の紙を使いますか?(Y/N)

 ※Nを選ぶと何も起きない。
 ※Yを選ぶと「魔法の紙にポーラスの名前を書いて貼り付けた!
  だが、紙はすぐに燃え尽きてしまった…」というメッセージが入る。

ソーサリアン「何がいけなかったんだろう…
       とりあえず石版のところまで戻ろう」

 ※この台詞を聞いて石版のところまで戻ると敵が復活する。


 <フラグ立て成功の場合>
 ※水晶柱を調べる。

ナレーション
 この水晶柱には魔力が流れているようだ…。魔法の紙を使いますか?(Y/N)

 ※Nを選ぶと何も起きない。
 ※Yを選ぶと「魔法の紙にポーラスの名前を書いて貼り付けた!」
  というメッセージの後にイベント発生。

ナレーション
 魔法の紙の魔力と水晶柱の魔力がぶつかり合い、辺りは光に包まれた!

 ※画面がフラッシュしてソーサリアンが消える。画面暗転。
  異次元塔ディ・メンジェス14へ移動する。

→ストーリー(後半)へ