新・天の神々たち(ストーリー後半)
[19]再び鍛冶の神ペトス
(発生条件)太陽の神から<炎の種>をもらっていること。
[19]再び鍛冶の神ペトス
(発生条件)太陽の神から<炎の種>をもらっていること。
鍛冶の神「おぉ、ご苦労であった。 これで、天の架け橋も修復できるであろう。 だが、いかにわしとてすぐにとはいかぬ。 ユイターの目に付かぬところで、 しばらくゆるりとしているが良かろう」 鍛冶の神「なに!? 美の女神の気をひくにはどうすればいいか、じゃと。 人の身であまり高望みはせぬが良いぞ。 …ん、まあ良いさ。 あれは、<ユイターの杖>になる<赤い果実>に目がなくてな。 それを贈れば、人間とは言え、 すこしは興味を抱いてはくれるかもしれぬ。 保証はせぬがな。フォフォフォ……」
[20]大木<ユイターの杖>の探索。
(発生条件)鍛冶の神に<赤い果実>のことを聞いている。
大木を降りていくと、さきほどは入れなかった左右の枝に渡れるようになる。
「紅玉の謎」のような上下アップダウンのあるステージ。茂みや木の洞に抜け道が用意されていたり、毒槍の罠があったりするので、注意深く探索する必要がある。
梢には、甲冑を纏った虫がそちこちを徘徊しているが、攻撃&魔法共に無効なので注意すること。また、ところどころには靄で周囲が見えにくい個所があるので、枝を踏み外さないように注意する必要がある。
枝の先端まで到達すると…
解説「仄かに朱く輝く実が、たわわとなっている。 あれがペトスの言っていた<赤い果実>だろうか。 <赤い果実>を手に入れた。」 ソーサリアン「ん……!?」 解説「<赤い果実>を手にした途端、虫たちが騒めきはじめたようだ。 どうやら<赤い果実>を採ったことを怒っているらしい。」 ソーサリアン「逃げろ!」
虫たちが追いかけてくるので、これを避けながら枝の密集地帯を抜けていく(倒せないので、ひたすら逃げるしかない)。
虫に当たると……
ソーサリアン「あ……!」 解説「虫に体当たりされた勢いで、<赤い果実>を下に落としてしまった!」
その場合は、<赤い果実>をまた取りに行かなければならない。
[21]再び太陽の神フェリス
(発生条件)<赤い果実>を入手済み。
解説「<赤い果実>をフェリスに渡した。」 太陽の神「おぉ、よくやったぞ! 女神に、この果実を渡せばよいのだな。感謝するぞ。 これを受け取るが良い」 解説「20 Goldをもらった。」 太陽の神「しかし、大いなる神ユイターもひどいことをするものだ。 なにがあったのかは知らんが、あれはほとんど八つ当たりだな。 天上界も見てのとおり、散々なありさまだしな。 子供でもあるまいし、いい加減、機嫌を直してほしいものだよ。 そういえばビヌスが竪琴を用いて、 ユイターを鎮めると言っていたな。 あれはどういうことなのだろう……」
[22]鍛冶の神ペトス3回目
(発生条件)フェリスに<赤い果実>を渡していること。
鍛冶の神「おぉおぉ、待っておったぞ。 ようやく架け橋の修理が終わったところじゃ。 また妖どもが現れる前に、早く用を済ませてしまうが良い」 鍛冶の神「しかし、大いなる神ユイターもいい加減、 機嫌を直してもらえんものかのぅ。 なにがあったと……? いや、わしも詳しいことは知らぬのだよ。 ただ、あれは、 地上の巫女がユイターに供物を届けた後であったかの。 ユイターが蒼褪めて地上を見下ろしていたのが 妙に記憶に残っておるよ……」
[23]架け橋を渡って<魔法の泉>へ
(発生条件)鍛冶の神から修理が終わったことを聞いた後
泉のほとりの東屋には、美の女神ビヌスが立っている。
美の女神「あなた、人間ね…?どうやってここまで登ってきたの? え、<魔法の泉>に<葡萄酒>を浸したい? 酒の神に頼まれて…? こんな時なのに、デュオンにも困ったものね…… お酒を呑んでる場合ではないでしょうに…… 美の女神「まあいいわ。今の私はそれどころじゃないんですもの。 あなたがたのお好きになさいな。 でも、泉もすっかり魔物が棲みついてしまったわ。 泉に近づくならば、十分にご注意なさい」
[24]<魔法の泉>にて
(発生条件)女神と話した後
解説「<葡萄酒>の瓶にロープを結んで、<魔法の泉>に投げ入れた。 だが、泉の中には凶暴な顔をした魚が泳ぎまわっているようだ。 魚に<葡萄酒>をとられないように 瓶は左右上下に動かさなければならない。 瓶は<ヴィイタ>を左右上下に傾けることで移動できるぞ」 ミニゲーム、スタート。 泉に投げ込まれた瓶は、Vitaの左右上下傾き具合によって左右に移動できる。 魚の動きに合わせて、瓶を上下左右に動かしていく。 一定時間、魚の攻撃を避けきると… 解説「<葡萄酒>が黄金の耀きを帯び始めたようだ。もういいだろう。 <黄金の酒>を手に入れた」
[25]美の女神ビヌス再び
(発生条件)<黄金の酒>を入手後
美の女神「<黄金の酒>を手に入れたのね。 では、はやくデュオンのところへ持っておいきなさい。 泉の力もすっかり弱まってしまった。 たぶん、その耀きもそれほど長くはもたないはずだわ」 美の女神「え、ユイターの怒りをなんとかできないか、ですって? それは、私もずっと試みてはいるの。 でも、ユイターの耳には私たち神々の声すら届かない。 あそこまで彼が怒るなんて… いったいなにがあったのかしら……?」 美の女神「怒りを鎮める一番の方法は、そこにある竪琴を弾くことだわ。 その竪琴から出る音楽を聴いた者は、心が穏やかになるの。 でも今、音楽の神がいなくてね…… 弾ける人を探しているの」
[26]<黄金の酒>をデュオンのもとに運ぶ
解説「ビヌスが言っていたように、<黄金の酒>は一定の時間が経つと、 もとの<葡萄酒>に戻ってしまうぞ。 耀きが消える前に、デュオンのもとへ<黄金の酒>を届けろ!」 画面の右上で100秒カウントダウンが始まる。 カウントがゼロになる前にデュオンのもとへ行くこと。 もしも過ぎてしまうと… 解説「<黄金の酒>は、ただの<葡萄酒>に戻ってしまった……」 その場合は、もう一度、<魔法の泉>で<黄金の酒>を作り直す必要がある。
[27]酒の神デュオン再び
(発生条件)100秒以内にデュオンのもとに着いた場合
解説「<黄金の酒>を渡した。」 酒の神「おぉ、遅かったじゃねェか。 え、ビヌスが眉をひそめてたって? ごちゃごちゃ言うなってんだ。 酒がねぇ人生なんて何が楽しいものかよ。 この酒は、俺の一番のお気に入りなんだ。 ありがたく頂戴するぜ」 酒の神「プハーーッ……あぁ、うめえ、これだこれ。 さて、始めるかね。 え、何を、だって? 決まってるじゃねェか。この怪我をしたお嬢ちゃんの治療だぜ。 酒は百薬の長と言ってな。 この酒なら、こんな怪我もすぐに治っちまう。」 酒の神「ん!? もしかして、お前ら、俺が呑みたいだけで、 こんなことをさせたとか思っちゃいなかったか!? まったく、とんでもねぇ、とんでもねぇ奴らだぜ! まあ、いいさ…俺は勘違いされやすいんだ… さあ、酒を呑ませて……」 解説「女の子に酒を飲ませると、みるみる血の気が戻ってくるようだ。 女の子が目を開いた!」 女の子「え……ここは、どこなの…?」 解説「ソーサリアンは、これまであったことをすべて話した。」 女の子「そうだったの……人間が<神々の庭園>まで登ってきたなんて、 信じられないけど、眼の前に神さまがいるんだから、 信じないわけにはいかないわね。 それと、まずはお礼を。ありがとう。 あたしはアンナ。見てのとおり、旅の吟遊詩人よ。 伝説を求めて、 <神々の庭園>のあるという山麓を訪れたのだけどね。 魔物たちがあんなにいるなんて思ってもいなくて。 逃げているうちに崖から落ちて、あとは覚えていないのよ。 ねぇ、ここであったのも何かの縁だわ。 私を連れて、ここを案内してよ。」 酒の神「どっちにしろ、下界まで連れてかなきゃいけないんだ。 いいんじゃねぇか。 俺は<黄金の酒>をもう一杯やりたいんでな。 そろそろ出てってくれるとありがてぇ」 解説「<アンナ>が仲間に入った。」
[28]美の女神ビヌスの東屋
(発生条件)アンナを仲間に連れていること。
美の女神「あら、また来たの!? いつまでもここにいると、 そのうちユイターが現れて追い出されるわよ。」 美の女神「…そこの女の子、あなたは吟遊詩人ね。 もしかして、この竪琴をひけないかしら?」 アンナ「変わった竪琴ですね。ちょっと貸してみてくださいな。 弾いてみます」 8本の琴線が付いた竪琴がサブウィンドウで表示される。 解説「<銀の竪琴>を受け取った。 音色に合わせて対応する琴線の色が反転するので、 <ヴィイタ>の背面パッドで竪琴を弾いてみよう」 ◆音色に合わせて竪琴をうまく弾けると… 美の女神「綺麗な音色……心が澄み渡るようだわ これならばユイターの気をなだめることができるかも… ねぇあなた、お願いできないかしら? ユイターのところへいって、その曲を弾いてもらいたいの。 きっと彼は自分の行いをやめて、 人々に要らない不安を与えなくなると思うの。 そうすれば、 下の村人たちもまた平和な暮らしができるようになるわ。」 ◆演奏に失敗すると… 美の女神「これではユイターを鎮めるのは難しいかもしれないわね…… でも、これを弾けるのは、いまはあなたしかいないの。 もう一度、弾いてごらんなさいな」
[29]大いなる神ユイターの声が聞こえた断崖絶壁。
ソーサリアン「大いなる神ユイターよ、貴方に竪琴の演奏を届けます」 8本の琴線が付いた竪琴がサブウィンドウで表示される。 解説「音色に合わせて対応する琴線の色が反転するので、 <ヴィイタ>の背面パッドで竪琴を弾いてみよう。 さきほどよりも長い音楽なので、要注意だ」 音色に合わせて竪琴をうまく弾けると… ユイター「おお、なんと素晴らしい音色じゃ。 このような見事な音楽は、今までに聞いたことがない。 まるで心が洗われるようじゃ。 ……考えてみれば、わしはなんと恥ずかしいことを…… 大切な腕輪をとられた腹いせを、 人間たちに向けてしまうとは……」 ソーサリアン「神々の父よ、どういうことですか!?」 ユイター「おしえてやろう、真実を。 あれはひと月ほど前のことだ。 いつものとおり、 下界の巫女が我に供物を捧げにやってきたのだ。 わしもいつものことと、 気にもせずに腕輪の手入れをしておった。 手入れをしているうち、 いつかわしはうとうとと眠ってしまった。」 ユイター「目が覚めた時、 眼の前にわしの腕輪を手に嵌めた巫女が立っていた。 当然、わしは女に腕輪を返すよう言った。 その腕輪は、人間が持てば不老不死はおろか、 わしらと同じ力を得られる大切な神器じゃからな。 だが、その女は不敵な笑みを浮かべ、こうつぶやいたのだ。 お前たちを支配してやると。 そしてまやかしの呪文を用いて消え去ったのだ。 あれは魔性に心を奪われ、闇に堕ちた者。 お主も知っておろう。この下の村におるシャーマンのことじゃ」 ソーサリアン「なぜすぐに取り返そうとはしなかったのですか…!?」 ユイター「ふん、できるものならとっくの昔にやっておるわ。 だが、あの女は腕輪を使って、強力な結界を張っておるのだ。 迂闊に近づいたら、 わしとて存在そのものがこの世から消え去ってしまう。 誰もあの結界を通ることはできぬのだ」 ソーサリアン「では、腕輪を取り戻す方法はないと…」 ユイター「いや、手はある。 所詮、あの巫女は人の身にすぎぬ。 長く神の道具を身に付けていたことで、 その現身は滅びつつある。 おそらく、今のこの時期であれば、 奴の力も弱っていることだろう。 この時期を逃せば、奴は現身を捨て、 霊体として新たな形態に進化してしまうことであろう。 そうなれば最後、 今度こそ誰も手を出すことができぬようになってしまう。 どうだろう。 長く人の子らを苦しめて頼める義理ではないが、 巫女を… エビルシャーマンを、お前たちの手で斃してはくれぬか」 [はい][いいえ]を選択。[はい]を選択すると… ユイター「そうか、やってくれるか。 では、この吟遊詩人も連れていくが良い。 おそらく<銀の竪琴>の音色が、 奴の力を弱めてくれるはずじゃ。」
[30]画面暗転し、麓の村入口(星が妖しくきらめく夜空)。
巫女の家に、巫女の姿は見当たらない。
解説「巫女の姿はどこにも見えないようだ」 アンナ「おかしいわね。 なんだか村の雰囲気もおかしいし、なにより人の気配がしない…」 ソーサリアン「……」 それぞれの家を訪れるが、村人は一人もいない。 最後に酒屋にいくと、ようやく酒屋の主人が見つかる。 おやじ「やあ、久しぶりだね。 いままでいったいどこに行っていたんだね!?」 ソーサリアン「神々の父に会ってきたんです。 彼から聞いた話では、 彼が怒っている原因はあのシャーマンにありました」 おやじ「なんだって!?詳しく話してくれ」 ソーサリアン「シャーマンは天界の秘法を盗み、 その力を持って神に対抗するつもりなんです。 巫女の居所を……」 おやじ「そう、そうかいそうかい。 そこまで知ってしまったのなら、仕方がない。 そうさ、あたしは神となって天界に君臨するのさ!」 解説「とその時、酒屋の主人の目が妖しく光り…」 ソーサリアン「うわっ!?」 解説「振り降ろされた棍棒を、ソーサリアンは危ういところで避けた!」 おやじ「あと少し、あと少しなのさ。お前たちなどに邪魔はさせないよ!」 解説「どうやら酒屋の主人は、巫女に操られているようだ。 傷つけることはできない。峰打ちで気絶させるしかないだろう。 攻撃魔法は使えないぞ!」
以降、おやじの攻撃を避けながら、物理攻撃で斃す。
酒屋の外に出ると、宿屋の主人やガマ、畑の農夫、老人夫婦、傷ついた戦士も現れ、同じように襲い掛かってくる。
そして、村の上空からはエビルシャーマンが現れる。
シャーマン「忌々しいペンタウァ王の手先、神々の犬どもめ! 神に見捨てられたこの地で、朽ち果てるが良い!」
[31]エビルシャーマンとの戦闘開始!
アンナ「<銀の竪琴>で彼女の力を弱めます。 その隙になんとかしてください」 アンナはパーティ離脱し、竪琴を弾きはじめる。 解説「竪琴を弾いているアンナを護りながら、巫女を斃せ。 ただし、村人は一定時間が経過すると甦ってくるので、要注意だ!」 アンナが死亡した場合はGame Over。 無事にエビルシャーマンを斃すと、村人はすべて地面に倒れる。 シャーマン「キャアアアアア!」 解説「塵となったシャーマンの腕から腕輪が外れた。」 シャーマン「無念無念、口惜しや…… 私は神に、神になるはず…だったのに――!」 解説「すばやく手を伸ばし、腕輪をとろうとした… その時、腕輪はそのまま天上に引き上げられていく……」 ソーサリアン「ユイターか!?」 ユイター「よくやったぞ、勇者たちよ。 確かに、<神の腕輪>は返してもらったぞ。 <神の腕輪>は人の身には毒にしかならぬでな。 お前たちを信じておらぬわけではないが、 ここで引き取らせてもらうぞ。 なに、怒るな、怒るな。 これはささやかではあるが、儂からの礼じゃ…」 解説「空から指輪が降ってきた。 <神の指輪>を手に入れた。」 ユイター「腕輪の力の一部を抽出して作った指輪じゃ。 それならば、人の身にも十分に扱えるじゃろうて。 勇者よ、重ねて感謝する。 また<神々の庭園>に来るときがあれば、 神々の父の名において歓迎するぞ…」 解説「ユイターの声は遠ざかっていった。神は天に帰ったのだ」
[32]画面暗転。昼間の村(酒屋にて)
おやじ「あれ、あんたはさっきの…おれはいったいどうしたんだろう。 実は、 さっきシャーマンのところへ神様の様子を聴こうとでかけたんだ ところが、だ… そこで俺が見たものは、巨大になったシャーマンだった。 彼女は天にあるはずの腕輪を手に持って、俺をじろりと睨んだ。 とたんに目の前が真っ暗になって、 気が付いたらあんたが立っていたというわけさ」 解説「ソーサリアンは、 これまでのことを漏らさず店の主人に語ってやった。」 おやじ「そうか、そんなことが…あんたにお礼を言わなきゃな… あの巫女も…なんで神になんかなりたがったんだろうな。 人の子が神になっていいことなんか、 それほどあるとは思えんのだがね!」
[33]エンディング(解放された村)
◆元気になった幼女(道端にて) 泥だらけの顔がきれいに洗われて、道端を犬と一緒に走り回っている。 幼女「神さまのお怒りがとけたの。 お酒や食べ物をあげたから、神さまのご機嫌が直ったの。 わ〜〜い!」 ◆病気だった老爺 老爺はベッドから起き上がっている。老婆の死骸はどこにもない。 老爺「けさ起きたら、すっかり体が軽くなっていての。 ほれ、このとおりじゃ。 ……なに、婆さん? それが、墓を作ってやろうと思ったら、むっくりと起き上がっての。 大いなる神ユイターに抗議するんだと言うや、 そのまま走って出ていってしもうた…… とめなくても良かったのかのぅ……」 ◆麦畑 麦が天高く育っている。 農夫「あれあれ、まあまあ… <ユイターの杖>を押しのけて、麦がこんなにも育っちまっただ。 いったい、どうやって収穫すればいいだか……」 ◆宿屋の主人 主人「酒屋の主人に訊いたよ。 あんたたちが巫女の悪巧みを防いでくれたんだってな。 あんたたちを誤解していたようだ。 すまなかったな。 これはほんのお詫びと、お礼のしるしだ。 また、この村にも遊びに来てくれよ」 解説「10 Goldを手に入れた。」 奥には、相変わらずガマが座っている。近づこうとすると。 主人「あぁ、娘か…… その…なんだ。 一度は人間の姿に戻ったんだが、 神にお礼の御酒を納めに行った時にな…… また、やらかしちまったらしいんだ。 え、なにをって? … …… ユイターに思いっきり悪態をついたらしくてな。 また、ガマにされちまった。 人間に戻れるのは、いったい、いつになるんだろうなぁ……」 ガマ「ゲコ」 ◆巫女の家 神父らしい男が立っている。 神父「神は怒っておられます。 日頃の邪な行いに、業を煮やしてしまったのです。 祈りは既に通じません。 欲を捨て、私のもとにすべての財産を預け…… … …… ……… え?その手口はもうばれてるって!? ヒイイィィ!お、お許しを〜〜!」 ◆怪我をしていた戦士 戦士がいた空き家には誰もいなくなっている。 解説「戦士がいた場所には、一通の手紙が置かれていた」 手紙「礼も言わずに、旅立ってしまう私の非礼を許してほしい。 神々の庭園が救われたのも、君たちのおかげだったときく。 行方不明だった仲間たちも無事に下山してきた。 この冒険で引退しようと思っていたが、 一度は捨てたこの命、 もう一度、人々のために使ってみようと思っている。 君たちとも、またどこかで出会えることを祈っているよ。 それまでは、死ぬでないぞ。 グ……ン」 解説「署名の部分は掠れて、読み取ることができない。 結局、名前を聞くこともできなかったが、 生きていれば、またどこかで出会うこともあるだろう。 手紙の脇には、ひと振りの斧が置かれ、 もう一枚のメモが添えられていた」 メモ「(追伸)これは、私からのささやかな礼だ。受け取ってほしい」 解説「<戦士の斧>を手に入れた」
(End)