新時代のソーサリアンを提案する

30周年を越えたソーサリアンの夢と妄想を語り続ける

新・天の神々たち(ストーリー後半)

[19]再び鍛冶の神ペトス

(発生条件)太陽の神から<炎の種>をもらっていること。

[19]再び鍛冶の神ペトス

(発生条件)太陽の神から<炎の種>をもらっていること。

鍛冶の神「おぉ、ご苦労であった。
     これで、天の架け橋も修復できるであろう。
     だが、いかにわしとてすぐにとはいかぬ。
     ユイターの目に付かぬところで、
     しばらくゆるりとしているが良かろう」

鍛冶の神「なに!?
     美の女神の気をひくにはどうすればいいか、じゃと。
     人の身であまり高望みはせぬが良いぞ。
     …ん、まあ良いさ。
     あれは、<ユイターの杖>になる<赤い果実>に目がなくてな。
     それを贈れば、人間とは言え、
     すこしは興味を抱いてはくれるかもしれぬ。
     保証はせぬがな。フォフォフォ……」

[20]大木<ユイターの杖>の探索。

(発生条件)鍛冶の神に<赤い果実>のことを聞いている。

 大木を降りていくと、さきほどは入れなかった左右の枝に渡れるようになる。

 「紅玉の謎」のような上下アップダウンのあるステージ。茂みや木の洞に抜け道が用意されていたり、毒槍の罠があったりするので、注意深く探索する必要がある。
 梢には、甲冑を纏った虫がそちこちを徘徊しているが、攻撃&魔法共に無効なので注意すること。また、ところどころには靄で周囲が見えにくい個所があるので、枝を踏み外さないように注意する必要がある。

 枝の先端まで到達すると…

解説「仄かに朱く輝く実が、たわわとなっている。
   あれがペトスの言っていた<赤い果実>だろうか。
   <赤い果実>を手に入れた。」

ソーサリアン「ん……!?」

解説「<赤い果実>を手にした途端、虫たちが騒めきはじめたようだ。
   どうやら<赤い果実>を採ったことを怒っているらしい。」

ソーサリアン「逃げろ!」

虫たちが追いかけてくるので、これを避けながら枝の密集地帯を抜けていく(倒せないので、ひたすら逃げるしかない)。

虫に当たると……

ソーサリアン「あ……!」

解説「虫に体当たりされた勢いで、<赤い果実>を下に落としてしまった!」


その場合は、<赤い果実>をまた取りに行かなければならない。

[21]再び太陽の神フェリス

(発生条件)<赤い果実>を入手済み。

解説「<赤い果実>をフェリスに渡した。」

太陽の神「おぉ、よくやったぞ!
     女神に、この果実を渡せばよいのだな。感謝するぞ。
     これを受け取るが良い」

解説「20 Goldをもらった。」

太陽の神「しかし、大いなる神ユイターもひどいことをするものだ。
     なにがあったのかは知らんが、あれはほとんど八つ当たりだな。
     天上界も見てのとおり、散々なありさまだしな。
     子供でもあるまいし、いい加減、機嫌を直してほしいものだよ。
     そういえばビヌスが竪琴を用いて、
     ユイターを鎮めると言っていたな。
     あれはどういうことなのだろう……」

[22]鍛冶の神ペトス3回目

(発生条件)フェリスに<赤い果実>を渡していること。

鍛冶の神「おぉおぉ、待っておったぞ。
     ようやく架け橋の修理が終わったところじゃ。
     また妖どもが現れる前に、早く用を済ませてしまうが良い」

鍛冶の神「しかし、大いなる神ユイターもいい加減、
     機嫌を直してもらえんものかのぅ。
     なにがあったと……?
     いや、わしも詳しいことは知らぬのだよ。
     ただ、あれは、
     地上の巫女がユイターに供物を届けた後であったかの。
     ユイターが蒼褪めて地上を見下ろしていたのが
     妙に記憶に残っておるよ……」

[23]架け橋を渡って<魔法の泉>へ

(発生条件)鍛冶の神から修理が終わったことを聞いた後

 泉のほとりの東屋には、美の女神ビヌスが立っている。

美の女神「あなた、人間ね…?どうやってここまで登ってきたの?
     え、<魔法の泉>に<葡萄酒>を浸したい?
     酒の神に頼まれて…?
     こんな時なのに、デュオンにも困ったものね……
     お酒を呑んでる場合ではないでしょうに……

美の女神「まあいいわ。今の私はそれどころじゃないんですもの。
     あなたがたのお好きになさいな。
     でも、泉もすっかり魔物が棲みついてしまったわ。
     泉に近づくならば、十分にご注意なさい」

[24]<魔法の泉>にて

(発生条件)女神と話した後

解説「<葡萄酒>の瓶にロープを結んで、<魔法の泉>に投げ入れた。
   だが、泉の中には凶暴な顔をした魚が泳ぎまわっているようだ。
   魚に<葡萄酒>をとられないように
   瓶は左右上下に動かさなければならない。
   瓶は<ヴィイタ>を左右上下に傾けることで移動できるぞ」

 ミニゲーム、スタート。
 泉に投げ込まれた瓶は、Vitaの左右上下傾き具合によって左右に移動できる。
 魚の動きに合わせて、瓶を上下左右に動かしていく。
 一定時間、魚の攻撃を避けきると…

解説「<葡萄酒>が黄金の耀きを帯び始めたようだ。もういいだろう。
   <黄金の酒>を手に入れた」

[25]美の女神ビヌス再び

(発生条件)<黄金の酒>を入手後

美の女神「<黄金の酒>を手に入れたのね。
     では、はやくデュオンのところへ持っておいきなさい。
     泉の力もすっかり弱まってしまった。
     たぶん、その耀きもそれほど長くはもたないはずだわ」

美の女神「え、ユイターの怒りをなんとかできないか、ですって?
     それは、私もずっと試みてはいるの。
     でも、ユイターの耳には私たち神々の声すら届かない。
     あそこまで彼が怒るなんて…
     いったいなにがあったのかしら……?」

美の女神「怒りを鎮める一番の方法は、そこにある竪琴を弾くことだわ。
     その竪琴から出る音楽を聴いた者は、心が穏やかになるの。
     でも今、音楽の神がいなくてね……
     弾ける人を探しているの」

[26]<黄金の酒>をデュオンのもとに運ぶ

解説「ビヌスが言っていたように、<黄金の酒>は一定の時間が経つと、
   もとの<葡萄酒>に戻ってしまうぞ。
   耀きが消える前に、デュオンのもとへ<黄金の酒>を届けろ!」

画面の右上で100秒カウントダウンが始まる。
カウントがゼロになる前にデュオンのもとへ行くこと。
もしも過ぎてしまうと…

解説「<黄金の酒>は、ただの<葡萄酒>に戻ってしまった……」

その場合は、もう一度、<魔法の泉>で<黄金の酒>を作り直す必要がある。

[27]酒の神デュオン再び

(発生条件)100秒以内にデュオンのもとに着いた場合

解説「<黄金の酒>を渡した。」

酒の神「おぉ、遅かったじゃねェか。
    え、ビヌスが眉をひそめてたって?
    ごちゃごちゃ言うなってんだ。
    酒がねぇ人生なんて何が楽しいものかよ。
    この酒は、俺の一番のお気に入りなんだ。
    ありがたく頂戴するぜ」

酒の神「プハーーッ……あぁ、うめえ、これだこれ。
    さて、始めるかね。
    え、何を、だって?
    決まってるじゃねェか。この怪我をしたお嬢ちゃんの治療だぜ。
    酒は百薬の長と言ってな。
    この酒なら、こんな怪我もすぐに治っちまう。」

酒の神「ん!?
    もしかして、お前ら、俺が呑みたいだけで、
    こんなことをさせたとか思っちゃいなかったか!?
    まったく、とんでもねぇ、とんでもねぇ奴らだぜ!
    まあ、いいさ…俺は勘違いされやすいんだ…
    さあ、酒を呑ませて……」

解説「女の子に酒を飲ませると、みるみる血の気が戻ってくるようだ。
   女の子が目を開いた!」

女の子「え……ここは、どこなの…?」

解説「ソーサリアンは、これまであったことをすべて話した。」

女の子「そうだったの……人間が<神々の庭園>まで登ってきたなんて、
    信じられないけど、眼の前に神さまがいるんだから、
    信じないわけにはいかないわね。
    それと、まずはお礼を。ありがとう。
    あたしはアンナ。見てのとおり、旅の吟遊詩人よ。
    伝説を求めて、
    <神々の庭園>のあるという山麓を訪れたのだけどね。
    魔物たちがあんなにいるなんて思ってもいなくて。
    逃げているうちに崖から落ちて、あとは覚えていないのよ。
    ねぇ、ここであったのも何かの縁だわ。
    私を連れて、ここを案内してよ。」

酒の神「どっちにしろ、下界まで連れてかなきゃいけないんだ。
    いいんじゃねぇか。
    俺は<黄金の酒>をもう一杯やりたいんでな。
    そろそろ出てってくれるとありがてぇ」

解説「<アンナ>が仲間に入った。」

[28]美の女神ビヌスの東屋

(発生条件)アンナを仲間に連れていること。

美の女神「あら、また来たの!?
     いつまでもここにいると、
     そのうちユイターが現れて追い出されるわよ。」

美の女神「…そこの女の子、あなたは吟遊詩人ね。
     もしかして、この竪琴をひけないかしら?」

アンナ「変わった竪琴ですね。ちょっと貸してみてくださいな。
    弾いてみます」
 
8本の琴線が付いた竪琴がサブウィンドウで表示される。

解説「<銀の竪琴>を受け取った。
   音色に合わせて対応する琴線の色が反転するので、
   <ヴィイタ>の背面パッドで竪琴を弾いてみよう」

◆音色に合わせて竪琴をうまく弾けると…

美の女神「綺麗な音色……心が澄み渡るようだわ
     これならばユイターの気をなだめることができるかも…
     ねぇあなた、お願いできないかしら?
     ユイターのところへいって、その曲を弾いてもらいたいの。
     きっと彼は自分の行いをやめて、
     人々に要らない不安を与えなくなると思うの。
     そうすれば、
     下の村人たちもまた平和な暮らしができるようになるわ。」

◆演奏に失敗すると…

美の女神「これではユイターを鎮めるのは難しいかもしれないわね……
     でも、これを弾けるのは、いまはあなたしかいないの。
     もう一度、弾いてごらんなさいな」

[29]大いなる神ユイターの声が聞こえた断崖絶壁。

ソーサリアン「大いなる神ユイターよ、貴方に竪琴の演奏を届けます」

8本の琴線が付いた竪琴がサブウィンドウで表示される。

解説「音色に合わせて対応する琴線の色が反転するので、
   <ヴィイタ>の背面パッドで竪琴を弾いてみよう。
   さきほどよりも長い音楽なので、要注意だ」

音色に合わせて竪琴をうまく弾けると…

ユイター「おお、なんと素晴らしい音色じゃ。
     このような見事な音楽は、今までに聞いたことがない。
     まるで心が洗われるようじゃ。
     ……考えてみれば、わしはなんと恥ずかしいことを……
     大切な腕輪をとられた腹いせを、
     人間たちに向けてしまうとは……」

ソーサリアン「神々の父よ、どういうことですか!?」

ユイター「おしえてやろう、真実を。
     あれはひと月ほど前のことだ。
     いつものとおり、
     下界の巫女が我に供物を捧げにやってきたのだ。
     わしもいつものことと、
     気にもせずに腕輪の手入れをしておった。
     手入れをしているうち、
     いつかわしはうとうとと眠ってしまった。」

ユイター「目が覚めた時、
     眼の前にわしの腕輪を手に嵌めた巫女が立っていた。
     当然、わしは女に腕輪を返すよう言った。
     その腕輪は、人間が持てば不老不死はおろか、
     わしらと同じ力を得られる大切な神器じゃからな。
     だが、その女は不敵な笑みを浮かべ、こうつぶやいたのだ。
     お前たちを支配してやると。
     そしてまやかしの呪文を用いて消え去ったのだ。
     あれは魔性に心を奪われ、闇に堕ちた者。
     お主も知っておろう。この下の村におるシャーマンのことじゃ」

ソーサリアン「なぜすぐに取り返そうとはしなかったのですか…!?」

ユイター「ふん、できるものならとっくの昔にやっておるわ。
     だが、あの女は腕輪を使って、強力な結界を張っておるのだ。
     迂闊に近づいたら、
     わしとて存在そのものがこの世から消え去ってしまう。
     誰もあの結界を通ることはできぬのだ」

ソーサリアン「では、腕輪を取り戻す方法はないと…」

ユイター「いや、手はある。
     所詮、あの巫女は人の身にすぎぬ。
     長く神の道具を身に付けていたことで、
     その現身は滅びつつある。
     おそらく、今のこの時期であれば、
     奴の力も弱っていることだろう。
     この時期を逃せば、奴は現身を捨て、
     霊体として新たな形態に進化してしまうことであろう。
     そうなれば最後、
     今度こそ誰も手を出すことができぬようになってしまう。
     どうだろう。
     長く人の子らを苦しめて頼める義理ではないが、
     巫女を…
     エビルシャーマンを、お前たちの手で斃してはくれぬか」

[はい][いいえ]を選択。[はい]を選択すると…

ユイター「そうか、やってくれるか。
     では、この吟遊詩人も連れていくが良い。
     おそらく<銀の竪琴>の音色が、
     奴の力を弱めてくれるはずじゃ。」

[30]画面暗転し、麓の村入口(星が妖しくきらめく夜空)。

巫女の家に、巫女の姿は見当たらない。

解説「巫女の姿はどこにも見えないようだ」

アンナ「おかしいわね。
    なんだか村の雰囲気もおかしいし、なにより人の気配がしない…」

ソーサリアン「……」

それぞれの家を訪れるが、村人は一人もいない。
最後に酒屋にいくと、ようやく酒屋の主人が見つかる。
 
おやじ「やあ、久しぶりだね。
    いままでいったいどこに行っていたんだね!?」

ソーサリアン「神々の父に会ってきたんです。
       彼から聞いた話では、
       彼が怒っている原因はあのシャーマンにありました」

おやじ「なんだって!?詳しく話してくれ」

ソーサリアン「シャーマンは天界の秘法を盗み、
       その力を持って神に対抗するつもりなんです。
       巫女の居所を……」

おやじ「そう、そうかいうかい。
    そこまで知ってしまったのなら、仕方がない。
    そうさ、あたしは神となって天界に君臨するのさ!」

解説「とその時、酒屋の主人の目が妖しく光り…」

ソーサリアン「うわっ!?」

解説「振り降ろされた棍棒を、ソーサリアンは危ういところで避けた!」

おやじ「あと少し、あと少しなのさ。お前たちなどに邪魔はさせないよ!」

解説「どうやら酒屋の主人は、巫女に操られているようだ。
   傷つけることはできない。峰打ちで気絶させるしかないだろう。
   攻撃魔法は使えないぞ!」

以降、おやじの攻撃を避けながら、物理攻撃で斃す。
酒屋の外に出ると、宿屋の主人やガマ、畑の農夫、老人夫婦、傷ついた戦士も現れ、同じように襲い掛かってくる。
そして、村の上空からはエビルシャーマンが現れる。

シャーマン「忌々しいペンタウァ王の手先、神々の犬どもめ!
      神に見捨てられたこの地で、朽ち果てるが良い!」

[31]エビルシャーマンとの戦闘開始!

アンナ「<銀の竪琴>で彼女の力を弱めます。
    その隙になんとかしてください」

アンナはパーティ離脱し、竪琴を弾きはじめる。

解説「竪琴を弾いているアンナを護りながら、巫女を斃せ。
   ただし、村人は一定時間が経過すると甦ってくるので、要注意だ!」

アンナが死亡した場合はGame Over。
無事にエビルシャーマンを斃すと、村人はすべて地面に倒れる。

シャーマン「キャアアアアア!」

解説「塵となったシャーマンの腕から腕輪が外れた。」

シャーマン「無念無念、口惜しや……
      私は神に、神になるはず…だったのに――!」

解説「すばやく手を伸ばし、腕輪をとろうとした…
   その時、腕輪はそのまま天上に引き上げられていく……」

ソーサリアン「ユイターか!?」

ユイター「よくやったぞ、勇者たちよ。
     確かに、<神の腕輪>は返してもらったぞ。
     <神の腕輪>は人の身には毒にしかならぬでな。
     お前たちを信じておらぬわけではないが、
     ここで引き取らせてもらうぞ。
     なに、怒るな、怒るな。
     これはささやかではあるが、儂からの礼じゃ…」

解説「空から指輪が降ってきた。
   <神の指輪>を手に入れた。」

ユイター「腕輪の力の一部を抽出して作った指輪じゃ。
     それならば、人の身にも十分に扱えるじゃろうて。
     勇者よ、重ねて感謝する。
     また<神々の庭園>に来るときがあれば、
     神々の父の名において歓迎するぞ…」

解説「ユイターの声は遠ざかっていった。神は天に帰ったのだ」

[32]画面暗転。昼間の村(酒屋にて)

おやじ「あれ、あんたはさっきの…おれはいったいどうしたんだろう。
    実は、
    さっきシャーマンのところへ神様の様子を聴こうとでかけたんだ
    ところが、だ…
    そこで俺が見たものは、巨大になったシャーマンだった。
    彼女は天にあるはずの腕輪を手に持って、俺をじろりと睨んだ。
    とたんに目の前が真っ暗になって、
    気が付いたらあんたが立っていたというわけさ」

解説「ソーサリアンは、
   これまでのことを漏らさず店の主人に語ってやった。」

おやじ「そうか、そんなことが…あんたにお礼を言わなきゃな…
    あの巫女も…なんで神になんかなりたがったんだろうな。
    人の子が神になっていいことなんか、
    それほどあるとは思えんのだがね!」

[33]エンディング(解放された村)

◆元気になった幼女(道端にて)
 泥だらけの顔がきれいに洗われて、道端を犬と一緒に走り回っている。

幼女「神さまのお怒りがとけたの。
   お酒や食べ物をあげたから、神さまのご機嫌が直ったの。
   わ〜〜い!」

◆病気だった老爺
 老爺はベッドから起き上がっている。老婆の死骸はどこにもない。

老爺「けさ起きたら、すっかり体が軽くなっていての。
   ほれ、このとおりじゃ。
   ……なに、婆さん?
   それが、墓を作ってやろうと思ったら、むっくりと起き上がっての。
   大いなる神ユイターに抗議するんだと言うや、
   そのまま走って出ていってしもうた……
   とめなくても良かったのかのぅ……」

◆麦畑
 麦が天高く育っている。

農夫「あれあれ、まあまあ…
   <ユイターの杖>を押しのけて、麦がこんなにも育っちまっただ。
   いったい、どうやって収穫すればいいだか……」

◆宿屋の主人

主人「酒屋の主人に訊いたよ。
   あんたたちが巫女の悪巧みを防いでくれたんだってな。
   あんたたちを誤解していたようだ。
   すまなかったな。
   これはほんのお詫びと、お礼のしるしだ。
   また、この村にも遊びに来てくれよ」

解説「10 Goldを手に入れた。」

奥には、相変わらずガマが座っている。近づこうとすると。

主人「あぁ、娘か……
   その…なんだ。
   一度は人間の姿に戻ったんだが、
   神にお礼の御酒を納めに行った時にな……
   また、やらかしちまったらしいんだ。
   え、なにをって?
   …
   ……
   ユイターに思いっきり悪態をついたらしくてな。
   また、ガマにされちまった。
   人間に戻れるのは、いったい、いつになるんだろうなぁ……」

ガマ「ゲコ」

◆巫女の家
 神父らしい男が立っている。

神父「神は怒っておられます。
   日頃の邪な行いに、業を煮やしてしまったのです。
   祈りは既に通じません。
   欲を捨て、私のもとにすべての財産を預け……
   …
   ……
   ………
   え?その手口はもうばれてるって!?
   ヒイイィィ!お、お許しを〜〜!」

◆怪我をしていた戦士
 戦士がいた空き家には誰もいなくなっている。

解説「戦士がいた場所には、一通の手紙が置かれていた」

手紙「礼も言わずに、旅立ってしまう私の非礼を許してほしい。
   神々の庭園が救われたのも、君たちのおかげだったときく。
   行方不明だった仲間たちも無事に下山してきた。
   この冒険で引退しようと思っていたが、
   一度は捨てたこの命、
   もう一度、人々のために使ってみようと思っている。
   君たちとも、またどこかで出会えることを祈っているよ。
   それまでは、死ぬでないぞ。

   グ……ン」

解説「署名の部分は掠れて、読み取ることができない。
   結局、名前を聞くこともできなかったが、
   生きていれば、またどこかで出会うこともあるだろう。
   手紙の脇には、ひと振りの斧が置かれ、
   もう一枚のメモが添えられていた」

メモ「(追伸)これは、私からのささやかな礼だ。受け取ってほしい」

解説「<戦士の斧>を手に入れた」

(End)