<特殊モンスター>で戦闘行動により幅を
[問題]
従来、モンスターとは即ち「無条件に倒すべき存在」であった。この単純な図式ゆえに、モンスターに出会った時のプレイヤーの選択肢は、せいぜい「戦うか逃げるか」「どのように戦うか」を判断する程度であった。このため、(アクション性を高めたとしても)戦闘行動は自ずと単調になりがちである。
従来の「無条件に倒すべき」モンスターに加えて、以下のような特性を持った<特殊モンスター>を設ける。
種別 | 概要 |
---|---|
強敵 | 剣/魔法いずれでも攻撃を加えることのできない魔性。 |
攻撃力も抜きん出ており、発見されないこと、逃亡を中心の対応が必要となる。 | |
発見された場合は、一定のエリア内を追跡される | |
カルマキャラ | 冒険者に対して敵意のない精霊の類。 |
害を与えることで、神の加護が失われる(成長ツリーの低下/装備の星が消失) | |
敵対種族 | 魔物同士が敵対しているケース。 |
放っておくことで、魔物同士が戦いあってくれることも | |
中立部族 | 中立の立場にあり、自ら襲ってくることはない。しかし、 |
一度攻撃を仕掛けると、部族一丸となって総攻撃を仕掛けてくる | |
希少種 | ごく稀にダンジョン内部で現れる魔性(すぐ逃げてしまう) |
捕捉することで、ペンタウァで高額売却が可能*1 | |
協力者 | ダンジョンの重要な情報を与えてくれる存在。 |
たとえば、隠し宝箱や隠し通路の存在など。協力条件は、 | |
パーティに特定種族が含まれる、決まったアイテムを渡す、など |
<特殊モンスター>の存在によって、戦略幅の広がりを期待できる。
- モンスターはただ斃すだけではない
- 敵の性質を見極め、時としてそっとしておいたり、協力したり、あるいは、逃亡を中心とした戦闘そのものを回避するなどの判断を迫られる
- <特殊モンスター>をあえて斃すという選択肢もあり。
- 特定の武器/アイテムを入手することで、<強敵>を斃すこともできる
- <カルマキャラ>に貴重なアイテムを持たせる(ただし、倒した場合には成長ツリーは激減)など