新時代のソーサリアンを提案する

30周年を越えたソーサリアンの夢と妄想を語り続ける

HP/MP比例のステータス補正でよりリアルな戦闘を

[問題]
ほとんどのRPGで同様のことが言えるが、瀕死、あるいは気力の尽きかけた状態でも、HP/MP Maxの状態と同じ能力を発揮できるのは不自然である。

また、これによって、死亡ギリギリ、または死亡覚悟でキャラを酷使できてしまうため、ボス戦などでも無理押しの戦略が通用してしまう(体力の残っている仲間が瀕死の仲間を先頭に立てて戦っている図式)。これまた常識的な行動から考えれば不自然。

 HP/MPとステータス値とを(別々のものではなく)互いに関連させる。

HP/MPの割合に応じて、ステータス値をマイナス補正

  影響(HP) 影響(MP)
75%未満 AGL 5%低下 DEX 5%低下
50%未満 AGL 10%、STR 5%低下 DEX 10%、INT 5%低下
25%未満 AGL 25%、PRT/STR 20%低下 DEX 25%、INT/MGR 20%低下
10%未満 マイナス補正解除 マイナス補正解除

 これによって、以下のような効果が期待できる。

よりリアルな戦闘行動
HP/MPギリギリでの戦闘は攻撃効率が低下するので、いわゆる<キャラの酷使&競り勝ち>戦略は採りにくくなる
HP/MPのこまめなチェックを強制
弱った仲間は後方に移動して早めに回復しつつ、体力/気力の残っているものを中心に戦闘を展開しなければならない

 なお、10%未満でマイナス補正を解除しているのは、<瀕死>の死にもの狂い状態を表現している*1

<瀕死>による恒常的なマイナス補正の発生

 ただし、瀕死(HP10%未満)にもリスクを設け、瀕死状態でダメージを受けた時には低確率で回復不能なステータスが付与される。具体的には、以下のような内容。

隻眼 防御力(PRT)の低下補正
隻腕 両手武器、盾が持てなくなる
義足 敏捷性(AGL)の低下補正
顔の傷 交渉力(KRM)の低下補正

 死戦を潜り抜けてきた冒険者が、すべて五体満足というのは不自然と考え、回復不能なステータスを設けた*2

 グラフィックにも反映されるようにすれば、あえて「隻腕の勇者」などを醸し出す(やや悪趣味な)楽しみ方もできるかもしれない。

*1:そもそも、マイナス補正で一気に戦闘不能になってしまうことも回避

*2:ただし、全体としてマイナス補正が効きすぎるので、プラス補正の検討も必要かもしれない。