新時代のソーサリアンを提案する

30周年を越えたソーサリアンの夢と妄想を語り続ける

転職の制限で、職業とキャラの関係を強める

 従来は、性別、年齢、パラメータ等の条件をクリアすれば、いくらでも職業を変更できた。そのため、職業とキャラとの関連付けが弱く、あまりキャラの個性を示す指標にはなっていなかった(おそらくこのキャラは絶対「農夫」というこだわりは、プレイヤの側にもなかっただろう)。

 そこで、転職をしにくくするために、以下の条件を加える。

  • 「泥棒」経験のあるキャラは、現在のパラメータに関わらず、「宣教師」にはなれない、などの制約を設ける
  • 職業によっては、転職時にGold消費が必要となる(たとえば「農夫」であれば、畑を購入するための資本が必要。ただし、世代交代時は親の職業を引き継ぐ)
  • 時間経過で月収もUp(転職すると、月収もその職の下限に戻る)
  • 転職の回数が増えると、月収の上昇率が低下する(定職に就かない者は雇用主の信用も薄いのだ)
  • 転職後は、一定期間は転職できない
  • 転職時にはミニゲームを設け、失敗時には失業(失敗したら一定期間、他の職にも就けない)などのリスクを設ける。ミニゲームの例は、以下のとおり。
鍛冶屋 鎚の動きに合わせてボタンクリック、刀を鍛えろ!
用心棒 出てきたゴロツキ10人をノーダメージで斃せ!
船員 船倉の樽を時間内に所定の位置に移動できるか?
吟遊詩人 画面上の音符に合わせて拍子をとれ(太鼓の達人のような)
コック 画面上の動きを真似して、鍋をかき混ぜ、料理を仕上げろ!
写本 10秒だけ表示される文字を覚えて、次の画面で正しく入力せよ!


 これによって、職業は(替えられないわけではないにせよ)ある程度、強くキャラと結びつくこととなり、このキャラであれば「農夫」、こちらは「用心棒」などというイメージも付けやすくなる。

 また、職業縛りのシナリオでは、自分のパーティにいない職業のキャラを、他のプレイヤーから借り受ける動機づけにもなるだろう。