転職の制限で、職業とキャラの関係を強める
従来は、性別、年齢、パラメータ等の条件をクリアすれば、いくらでも職業を変更できた。そのため、職業とキャラとの関連付けが弱く、あまりキャラの個性を示す指標にはなっていなかった(おそらくこのキャラは絶対「農夫」というこだわりは、プレイヤの側にもなかっただろう)。
そこで、転職をしにくくするために、以下の条件を加える。
- 「泥棒」経験のあるキャラは、現在のパラメータに関わらず、「宣教師」にはなれない、などの制約を設ける
- 職業によっては、転職時にGold消費が必要となる(たとえば「農夫」であれば、畑を購入するための資本が必要。ただし、世代交代時は親の職業を引き継ぐ)
- 時間経過で月収もUp(転職すると、月収もその職の下限に戻る)
- 転職の回数が増えると、月収の上昇率が低下する(定職に就かない者は雇用主の信用も薄いのだ)
- 転職後は、一定期間は転職できない
- 転職時にはミニゲームを設け、失敗時には失業(失敗したら一定期間、他の職にも就けない)などのリスクを設ける。ミニゲームの例は、以下のとおり。
鍛冶屋 | 鎚の動きに合わせてボタンクリック、刀を鍛えろ! |
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用心棒 | 出てきたゴロツキ10人をノーダメージで斃せ! |
船員 | 船倉の樽を時間内に所定の位置に移動できるか? |
吟遊詩人 | 画面上の音符に合わせて拍子をとれ(太鼓の達人のような) |
コック | 画面上の動きを真似して、鍋をかき混ぜ、料理を仕上げろ! |
写本 | 10秒だけ表示される文字を覚えて、次の画面で正しく入力せよ! |
これによって、職業は(替えられないわけではないにせよ)ある程度、強くキャラと結びつくこととなり、このキャラであれば「農夫」、こちらは「用心棒」などというイメージも付けやすくなる。
また、職業縛りのシナリオでは、自分のパーティにいない職業のキャラを、他のプレイヤーから借り受ける動機づけにもなるだろう。