新時代のソーサリアンを提案する

30周年を越えたソーサリアンの夢と妄想を語り続ける

日本昔話ソーサリアン(ストーリー前半)

上様さん執筆作品

上様(@)さんがiOSソーサリアンシナリオコンテスト(ザックリ投稿)で応募された作品です。コンテスト終了後に書き下ろされたプロローグ、あらすじ等を、ご本人の許可を頂いて、掲載させていただいております。掲載のご快諾、本当にありがとうございました!

シナリオ No.1〜5 目次
シナリオ SPECIAL No.1〜8(みんなの応募作品)目次

日本昔話ソーサリアン(冒険の書&プロローグ)

プロローグ

 かつてソーサリアンが平和をもたらした東方の地・日本。

 再びかの地より邪悪な"魔"の波動を感じ取った大魔法使いエティスは、王様に告げた。 エティスの話によると、"魔"の出現によりソーサリアンの魔力の源、七惑星の力がなぜか弱まって来ていると言う。

 このままでは魔法自体が消滅してしまう可能性も。
 謁見室に集められたソーサリアンに王は告げる。
 日本の平和と七惑星の力を取り戻すのだ!と。

 ※これらシナリオは、壱から順にクリアしていかなければなりません。

[特別ルール]
上位レベル用シナリオ。
全ての章で魔法効果が半減。更に使用MPが倍化。
七惑星の力を解放するごとにその星の効果は元に戻る。

日本昔話ソーサリアン(壱:一寸法師の章)

プロローグ

東方の地・日本の中でも、あまたの念がうごめくと言われる都・京都。
街は、夜な夜な鬼と呼ばれる怪物が出現し、襲われていた。
その鬼の総大将・酒呑童子から"魔"の念が感じられる、とエティスは告げる。

「奴はただの鬼にあらず。酒呑童子を倒し、その正体を確かめるのだ!」

ソーサリアン達は一路、京都へと向かって行ったのである。

※このシナリオは3人までです

登場人物

法師 侍。以前、鬼を退治したことがある
法師の妻
つな
さだみつ
すえたけ
きんとき

敵モンスター

酒呑童子 鬼の総大将。なぜか火炎を操る
茨木童子 酒呑童子の家臣

アイテム

打ち出の小槌 不思議な小槌
神酒 鬼たちの好物
木綿針 刀の代わり
お椀 船になる
カイになる

ストーリー

お話の時系列は元ネタの「一寸法師」の後の時間です。
法師は、最初から通常の人間サイズで登場。

ソーサリアンと共に鬼退治へと向かう最中、盗まれた打ち出の小槌により、パーティーメンバーは豆粒サイズの小さな体にされてしまう(豆粒サイズと言っても、鬼が巨大なので対比はかなり違う)。

打ち出の小槌は鬼に飲み込まれてしまうが、首尾よく酒を飲ませ、寝ている間に体内に侵入。鬼の体内には魔物(?)が巣食い一筋縄ではいかず、更に、天井や床は酸が充満しているが、乱暴に飲食していた鬼の体内にはそのまま飲み込んだ食器類もあり、それらを駆使し、無事小槌を取り戻す。
脱出した後、元のサイズへ。

その後、鬼の根城の最深部で、酒呑童子と対峙できる。
道中で出会う侍たちの手助けもあり、酒呑童子の法力を抑え込むことで最終決戦へ。
一度倒しても首だけが動きだし、再度の戦闘へ。

倒した酒呑童子からは炎のような玉が解き放たれ、MARS(火星)の効果が元に戻る。
玉を城へ持ち帰り、エンド。

制作秘話

最初はボスを赤鬼にでも、と考えていたのですが、魔法効果減退のため、敵が幾分かは強く感じるであろうため、強めの鬼=酒呑童子へと変更。

そして、どうせ酒呑童子だったら、登場人物もそれになぞらえてしまえ、と一寸法師を頼光に見たてて、四天王を出したは良いが、さてお話をどうしようかと。
本当はそこらをもっと掘り下げた話が書ければ良いのでしょうけれど、ざっくり投稿に肉付けしただけのものなので悪しからず(なのでアイテムの使い方とか書いてない)。
元ネタの体内侵入は、押さえておきたいと四苦八苦。

法師と姫に名前がないのは、単に思い浮かばなかっただけです。
四天王の活躍は、最終局面だけでなく要所要所にあった方が良いと思うので、鬼に酒を飲ませるところや、ラスボスへ向かう道中などでも動いてもらった方が良いのかもしれませんね。

酒呑童子は毒の入った酒を飲んで気絶してるところを首はねられた、とからしく、さすがにそれそのままは使えないですよねー。

追記。

鬼の腹の中は動いており、そのため小槌も転がり、ソーサリアン一行は一定時間もしくはマップが切り替わるごとに大きさが変化しても面白いかも。
そのサイズ差によってパズル的な進行が行えると思いますので。
胃腸だけでなく血管とかも通れ、他の臓器から経由して小槌のある部位へ到着した方が、ゲームとしてもお話としても良さそう。

小槌は基本、無機質には反応しないことにしないといけないし、そうすると、装備品一式はどうなの?と細かい説明が必要にもなってくるのですが。

日本昔話ソーサリアン(弐:かぐや姫の章)

プロローグ

絶世の美しさを持つかぐや姫
都でもその噂は広まっており、かぐやを嫁にと迫る者が毎日おとずれると言う。
しかし、その近辺より不穏な気配が感じらるとエティスは告げる。

ソーサリアン達が駆けつけた際、折しも時は、かぐや姫の元に求婚願う者たちが集まっていた時であった。
邪気を持つ者は一体誰なのか!?
そして、その目的とは一体なんなのか!?

登場人物

かぐや姫 竹より産まれた少女
お爺さん かぐやの育ての親
お婆さん かぐやの育ての親
皇子 かぐやの求婚者
右大臣 かぐやの求婚者
左大臣 かぐやの求婚者
大納言 かぐやの求婚者
中納言 かぐやの求婚者

敵モンスター

  • 龍神:齢数千年生きる龍の神。

アイテム

仏の御石の鉢 伝説の宝の1つ
蓬莱の玉の枝 伝説の宝の1つ
火鼠の裘 伝説の宝の1つ
龍の首の珠 伝説の宝の1つ
燕の産んだ子安貝 伝説の宝の1つ
天女の羽衣 法衣

ストーリー

かぐや姫から、伝説の宝を持ち寄った者に仕えると言われ、宝探しを開始する男ども。

どうやらその中に邪気を持つ者がいるのではないかと思ったソーサリアンは個別に求婚者を当たって行くも正体をつかめずにいた。伝説の品は伝説にしかすぎず、偽物でごまかそうとする者もいたが、ことごとくかぐや姫に見破られてしまう。

そんな中、ただ1人、本物の宝を持ち寄った者がいた。
自身が龍であることから簡単に龍珠を持ち寄った龍神は、かぐや姫を手に入れる。かぐや姫の正体を知っていた龍神は、その月の力を欲していたのだった。
あわや、かぐや姫龍神の手中にと思われた時、お爺さんから託された、幼きかぐや姫をくるんでいた衣から邪気をはらう光が放たれ、無事救出。
怒り狂った龍神との決戦がはじまる。

倒した龍神からは月の輝きに似た玉が解き放たれ、DIANA(月)の効果が元に戻る。
玉を城へ持ち帰りエンド。

制作秘話

「月の力を得ようとする龍神」「かぐやの無理難題エピソードを利用」だけがぼんやりと浮かんでいたシナリオ。各人の元を訪れるうちに色々と浮き彫りにされていき、真犯人行き着くと言うか、ミステリー調なシナリオになれば。
第1章が若干オールスターな感じなので、第2章はあっさりと感じられるかもしれません。
でも、他の昔話と若干からませたり、後も考えてあるのです。

日本昔話ソーサリアン(参:浦島太郎の章)

プロローグ

美しい浜辺が数多く存在している島国・日本。
その近海より"魔"の波動の一端を感じ取ったエティス。

早速、ソーサリアン達は、問題の浜辺の村に寄ってみた。そこには、そんなに古くは感じられない家が幾つかあったにも関わらず、人の気配が感じられずにいた。
情報を得られず困っている中、浜辺でふと発見した老人は語る。

「いかん。海へ近寄ってはならぬ。あそこは全てのモノを奪い去るのじゃ」

海の底より湧き出でる波動は何を意味するのか?

登場人物

老人 浜に住む老人
竜宮の使い
竜宮の使用人
ヒラメ 竜宮の使用人
乙姫 竜宮城に住む姫

敵モンスター

アイテム

  • 玉手箱:不思議な力を持つ折箱

ストーリー

クトゥルーシナリオではありません。

ソーサリアンが寄った浜辺の村には、村はずれに住む老人1人をおいて他に誰も居なかった。

老人は語る。
亀が海へと人々をいざなっていくのだと。

浜辺で亀を見つけると、背に乗って向かった先は、海の底にある竜宮城だった。
鯛やヒラメに聞いてみると、最近の乙姫は以前と様子がどことなく違うようだと言う。

入室厳禁な部屋からはかすかに人の声が。
それをたどってみると、幽閉された数名の村人を発見する。
城の底に閉じ込められていた村人たちを無事助け出す際に、本物の乙姫も発見。

乙姫の正体は、先に倒した龍神の妻だった。
人間を集めて、その精気を奪っていたのであった。
水中での戦闘のため、思うように動けない。
一度、村へ戻り村人を返すと、最初にいた老人が呼んでいる。
その老人こそ浦島太郎だったのだ。

浦島太郎より玉手箱を譲り受け、再度、龍女の元へ。玉手箱を使うと龍女が吸収していた精気を吸い出し、その能力を押さえ込んだ。
いざ、決戦!

倒した乙姫からは水のような玉が解き放たれ、MERCURY(水星)の効果が元に戻る。
玉を城へ持ち帰り、エンド。

制作秘話

実は、第2章と地続きとも言えるようなお話。
シナリオ作成時に1作づつでなく、7章分を一覧にして見やすくしておいたお陰で、それぞれの厚みや仕掛け、物語の順番、ボスの配置に気配りもしやすかったのです。

第1章が入れ子的な濃厚な話なので、第2章ではやさしめに、しかし、そのままだと薄く感じられるので、連作風にする事で幅を出してみました。
成功してるかは分かりませんが。

ボスをどうするか悩んだものの、これも王道の手法を取ってみました。
しかし、乙姫を直接ボスとするか、替え玉にするかでさらに悩みました。
玉手箱を老化する煙を出す箱、でなく、若さを吸収する箱としてみた。
亀や魚達が人間の言葉を話すのは、乙姫(神)の眷属だからってのじゃダメですか?

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