イース - 銀の灯が消えた国(ストーリー前半)
SORCERIAN for iOSシナリオコンテスト ガッツリ投稿 応募作品の第3作目です。2012/03/13投稿。
Nextシナリオ 目次:[id:sorcerian:20120801]
ソーサリアンNext案 目次:[id:sorcerian:20120605]
- 冒険の書/シナリオデータ:[id:sorcerian:20120903]
- ストーリー(前半):[id:sorcerian:20120910]
- ストーリー(後半):[id:sorcerian:20120918]
イース - 銀の灯が消えた国(ストーリー前半)
[1]<ダームの塔>最下層からスタートする。
ソーサリアン「これが<ダームの塔>か… エステリアを巣食う魔物たちの拠点となっているようだ。 最上階には、いったいなにがあるのだろう…?」
以降、ダームの塔下層部の探索を開始。
[3]ラスティン廃坑に入ると(マップ番号 <2>)
(発生条件)初期状態
解説「灯りもなく、完全な暗闇だ。 何が潜んでいるかも分からない。 先に灯りを調達した方がよさそうだ」
[4]ルタ=ジェンマとの出会い(マップ番号 <3>)
(発生条件)初期状態
ルタ「私は、<ダームの塔>を調査しているルタ=ジェンマというものです。 この<ダームの塔>は、はるかな古、<イース>の時代に、 魔物によってつくられたものだといいます。 あなたがたは<イース>という国をご存じですか?」
[はい][いいえ]の選択。[いいえ]を選択すると…
ルタ「そうですか…それも仕方がありません。 イースとは、遥かな古の時代、このエステリアの地にあった国の名前。 イースは2人の女神と6人の神官によって統治され、 現在のペンタウァにも劣らぬ繁栄の時代を築いたといいます。 しかし、イースは滅びました。 突如として地底より湧き出た魔物たちが イースを襲ったと伝えられています。 女神は消え、いつしか魔物たちも消え、イースは伝説となったのです」 ソーサリアン「……」 ルタ「今、エステリアを襲う災厄は、ちょうどイースのそれを思わせます。 私は、今回の災厄の原因が、この<ダームの塔>にあるのではないか と考えているのです」
[はい]を選択すると…
ルタ「なんともまあ、それは――私の説明は要らないと…そうですか…」
[5]6神官の像について(マップ番号 <3>)
ルタが立っている奥の像を調べると、それぞれ触れた像によって以下のメッセージが表示される。
解説「像には、以下のような文字が刻まれている」 解説「『神官トバ。雄々しき肢体と強靭な心で<力>を司った』」 解説「『神官ダビー。<光>を司り、清浄なる心で人々に未来を示した』」 解説「『神官ハダル。豊穣なる恵みの<大地>を司る。 クレリア採掘の責任者』」 解説「『神官ジェンマ。 <知恵>を司り、聡明なる頭脳で人々に英知を示した』」 解説「『神官メサ。<時>を司り、歴史の流れを見守る者』」 解説「『神官ファクト。 <心>を司ると共に、代々6神官を束ねる最強の神官』」
すべての像を調べると…
ルタ「それは、 かつて2人の女神のもとでイースを統治したという6神官の像です。 <ダームの塔>の随所に同じような空間があるのですが、 果たして、どんな役割があるのか… 魔物たちも、この空間には入ってこられないようですね」
[6]アドル=クリスティンとの出会い(マップ番号 <4>)
(発生条件)初期状態
アドル「あなたがたも、エステリアの謎を調べに…? えぇ、知ってます。 この<ダームの塔>に入った人間は、 ただの一人も帰ってこなかったとか。 ぼくみたいな若造では、命を捨てに行くだけなのかもしれない。 でも、知りたいんです。 エステリアの謎を… 平和だったエステリアになぜ魔物たちが現れたのか」 アドル「え、名前、僕の名前ですか? アドル、アドル=クリスティンです。 よくある名前でしょう、よく言われます」
[7]ゴーバンとの出会い(マップ番号 <5>)
(発生条件)すべての人と会話をしていること
壮年の戦士が、魔導士(ダレス)と手下の魔物たちに襲われている。
解説「逞しい戦士が、魔物たちに襲われている!」
魔導士を除いて、魔物たちをすべて倒すと…
魔導士「――余計なマネを… とりあえずこの場は退かせてもらいますが、 次はそうはいきませんよ」
魔導士はその場から消えてしまう。
ゴーバン「すまなかったな…おかげで助かった。 <ダームの塔>は、すっかり魔物どもの巣窟になってしまった。 溢れ出てくる奴らをここで食い止めようと思ったが、 手下ともはぐれて、このありさまだ… 義賊のゴーバンが聞いて呆れる」 ソーサリアン「まだ他にも…?」 ゴーバン「あぁ、手下のドギと一緒だったんだが…いつのまにかな。 地下から繋がっているラスティン廃坑を調べたいと言ってたが… もし奴に会うことがあったら、 いったん入口まで戻ってこいと伝えてくれないか」
[8]ルタ=ジェンマとの会話(マップ番号 <3>)
(発生条件)ゴーバンを助けていること。
ルタ「魔物によって、既にいくつもの町や村が滅ぼされてしまいました。 特に、銀の産出地として有名だったラスティン村の有り様は ひどいものでした。 鉱山夫たちは銀鉱に押し込められ、生き埋めにされたといいます。 そして不思議なことに… 村にあった銀が、それこそ皿のひとつまで消えていたのです。 他のものには一切手を付けられていなかったにも関わらず、ですよ。 以来、エステリアでは、 銀は魔物を呼び寄せるものとして恐れられるようになったのです」
[9]ゴーバンとの会話(マップ番号 <6>)
(発生条件)ルタから銀の話を聞いていること。
ゴーバン「良かった。また、会えたな。 礼をしていなかったのを思い出してな。これを持っていってくれ」 解説「<トバの書>を手に入れた」 ソーサリアン「…これは?」 ゴーバン「俺の家に伝わる、古代イースの魔導書だ。 もはや読み解けるものもいないが、 魔物たちを滅ぼす力を持つという。 上層部に向かうならば、役に立つだろう」
[10]ルタ=ジェンマとの会話(マップ番号 <3>)
(発生条件)<トバの書>を手に入れていること。
ルタ「おぉ、それは<イースの書>ではありませんか! では、盗賊のゴーバンに会ったのですね。 ゴーバンがそれをあなたがたに渡したということは、 あなたがたの腕を認めたということでしょう。 あなたがたは、<イースの書>をご存じですか」
[はい][いいえ]の選択。[いいえ]を選択すると…
ルタ「愚問でしたね。 <イースの書>について知る者は多くはありません。 いえ、かくいう私も本質的に『知っている』とは言えないのです。 わかっているのは、それがかつてイースを治めた6人の神官が、 それぞれ1冊ずつ残した力ある書物だということ。 6冊の書を集め、 <ダームの塔>の最上階にある女神の間に納めたとき、 世の中を平和に導く<力>が得られるということ。 それだけです」 ソーサリアン「書物の行方は分かっているのですか?」 ルタ「いいえ。 あくまで伝説の書物ですから、ほとんどは行方不明となっています。 ただ、古の時代、最後の決戦場となった<ダームの塔>に隠されている 可能性は高いのではないでしょうか」
[はい]を選択すると…
ルタ「そうですか…私の説明は要らないと。そうですか…」
[11]ルタとの会話のあと、神官トバの像に触れると…
解説「<トバの書>から光が溢れだし、体内に力が漲っていくようだ」 ルタ「これが…<イースの書>の力…! まさか、まさか…こんなシカケが隠されていようとは…――おぉ!」 ソーサリアン「あなたがたも…知らなかったのですか?」 ルタ「ゴーバンが触れた時には、なんとも… おそらく6神官の魂が、 力を貸し与える相手を選んでいるということでしょう」 解説「部屋中に広がっていた光はいつのまにか鎮まった。 しかし、<トバの書>は今も微かに光を発しつづけている」 ルタ「神官の力は、 おそらくそれが必要になった時に発動されることでしょう。 私にも、それがどのような力かは分かりませんが、 まずは塔内を探索してみてはどうでしょうか?」
以降、持っている神官の力によって、ルタのセリフが変化する。
<トバ> ルタ「それは神官トバの力ですね… トバは、物理的な力の制御を得意としたと言います。 その力は、時として<焔>の形をとることもあったようですが、 おそらくそれは力のひとつの形態にすぎないのでしょう」 <ダビー> ルタ「それは神官ダビーの力ですね… ダビーは光を司り、人々の進むべき道を示したと言います。 時として、隠れたものの在りかを示す力も持っていたとか」 <ジェンマ> ルタ「それは神官ジェンマの力ですね… ジェンマは知恵を司り、 異形のものとも語る力を持っていたといいます。 古代の戦いでも、 ジェンマは魔物との唯一の交渉役であったそうですよ」 <ハダル> なし(<ハダルの書>は最後に入手するので利用する機会はない) <メサ> ルタ「それは神官メサの力ですね… メサは時を司り、時の流れをも御したと言います」 <ファクト> ルタ「それは神官ファクトの力ですね… 心を司るファクトは、精神の力を高め、 外界から身を護るための術を身に着けていたと言います」
[12]氷漬けの扉のところに来ると…(マップ番号 <1>)
(発生条件)<トバの書>の力を手に入れていること。
解説「<トバの書>の光が強まり、眼の前に焔の波が溢れ出た! 扉を覆っていた厚い氷の層はみるみる溶けて、やがて消えてしまった」
ノルティア氷壁へ進めるようになる。扉に入っていくと…
解説「ダームの塔第2層――ノルティア氷壁」
[13]ノルティア氷壁(マップ番号 <7>)
(発生条件)初期状態
解説「氷の壁の中に、<鏡>のように磨き上げられた箇所がある。 その周囲からは、ひときわ強い冷気を感じる気がする」
触れると…
解説「触れてみると、ソーサリアンの身体は壁に引き込まれ」
ワープし、別な場所に出る。
解説「どうやら<鏡>は一種の転送装置になっているようだ。 他の<鏡>も利用しながら、先に進んでいこう」
<鏡>のワープ先はmap.ppt P3を参照(ワープ先に鏡がない場所は一方通行であることを表す)。
[14]ノルティア氷壁。水路イベント(マップ番号 <8>)
(発生条件)初期状態
解説「水路はかなり深く、どこかに続いているようにも見える。 しかし、水は氷のように冷たく、 潜るのはやめておいた方がよさそうだ」
[15]ノルティア氷壁の終点。魔導士ダレスとの再会(マップ番号 <9>)
氷壁の広くなった場所で、アドルと魔導士が戦っている。
ダレス「おや、あなたたちは先ほどの… 赤毛の坊やといい、あなたたちといい、 このダレスの前を何度もうろちょろと… 早めに始末しておいた方が良さそうですね」 解説「ダレスと名乗る魔導士の口から、不快な呪文が流れ出る。 すると、黒い瘤のようなものが魔導士の背中から湧き上がった――!」
画面がフラッシュ!
カマキリ形態のデカキャラ(ピクティモス)が登場する。
アドル「ぼく一人では、とても太刀打ちできそうにありません。 一緒に戦ってもらえませんか。足手まといにはなりません」
アドルが仲間に加わり、戦闘開始!
※部屋の奥に宝箱と扉があるが、いずれも戦闘が終わるまでは開くことができない。
[16]しばらく戦うが、ダメージを与えられずにいると…
ソーサリアン「ダメだ!甲殻が堅すぎて、剣が通らない」 解説「刹那、ダレスの瘴気に反応して、 <トバの書>が再び強い光と熱気を発した。 同時に、頭の中に神官トバの声が響きわたる」 トバ「勇者たちよ…我が力を使うのだ。 我が<力の焔>ならば、奴にも通用するはずだ」 解説「焔の魔力を使えるようになった。 焔は自動的に出現するので、 上下の位置は<あいふぉん>を上下に傾ければいい。 一定時間後に、横方向に焔の矢が放たれるぞ!」
戦闘再開。
ピクティモスは跳ねながら鎌を投げかけてくるので、これをよけながら、焔の矢を射こんでいく。焔の矢で一定数だけダメージを与えると…
ダレス「おのれ…おのれ、忌々しい力の神官めが…」
壁に新たな<鏡>が現れ、ダレスがカマキリの姿のまま吸い込まれていく。
解説「ダレスが姿を消すと、呼応するように<トバの書>の光も鎮まった。 どうやら当面の脅威は過ぎ去ったようだ」 アドル「待て――!」
アドルがパーティを抜けて、ダレスを追いかけていく。
あとに残った宝箱が開くようになるので、開くと…
解説「<ダビーの書>を手に入れた」 解説「やはり<イースの書>は、魔物たちが隠し持っているようだ。 いったい、この古文書にどんな力が秘められているというのだろう。 まずは、ルタのところまで戻ってみよう」
先の画面(マップ番号 <10>)に進むこともできるが、大きな穴が開いており、現時点では先には進めない。
解説「対岸が微かに見える。 途中に足場らしき浮遊物もあるが、 とてもジャンプして届く距離ではない」
[17]ルタのところまで戻ると…(マップ番号 <3>)
(発生条件)<ダビーの書>を入手していること。
ルタ「おぉ、無事、2冊目の<イースの書>を手に入れたのですね。 それは光の神官ダビーの書。 さあ、ダビーの像の前へ行ってごらんなさい。 さあ」
神官ダビーの像を選択すると…
解説「<ダビーの書>から光が溢れだし、周囲が清浄な光明に包まれる」 ソーサリアン「これが…ダビーの力か」 解説「やがて目を覆うような光は鎮まったが、 <ダビーの書>は依然として微かな振動と共に光を発し続けている。 一方、<トバの書>の光は消え、完全に沈黙している」 ルタ「どうやら神官の力は、一度にひとつしか得られないようですね。 おそらくトバの力を得るには、また、 <トバの書>とトバの像を結びつける必要があるのでしょう」
以降、持っている<イースの書>と、触れた神官の像に応じて、力を切り替えられるようになる。
もう一度ルタに話しかけると。
ルタ「そうですか、アドルという少年に会いましたか。 彼は、不思議な少年です。 一見、ごく普通の少年なのですが、 いつのまにか、なにかしてくれるのではないかと、 我われに期待させてしまうところがあるのですよ。 まだ危なっかしいところもありますが… あなたがたは経験も深そうだ。 良かったら、気にかけてやってください」
[18]ダビーの力を得た後、ラスティン廃坑に入っていくと…(マップ番号 <2>)
解説「ダームの塔地下――ラスティン廃坑。 <ダビーの書>から光球が浮かび上がり、廃坑の一部を照らし出す。 これなら、なんとか先に進めそうだ」
暗い画面に、画面全体の1/5ほどの光球が現れ、その部分だけが見えるようになる。
解説「光球は<あいふぉん>を上下左右に傾けることで、 自由に移動できるぞ。 足元にも気を付けつつ、先も照らしながら、気を付けて進んでいこう」
[19]打ち捨てられたつるはしやトロッコ、鉱山夫の持ち物を見つける(マップ番号 <11>)。
解説「どうやら、銀の採掘坑だったらしい。 しかし、採掘された銀は魔物に持ち去られたのか、 かけらすら残されていない」 ソーサリアン「魔物たちは、銀の何に惹かれているのだろう…」
[20]限られた視界の中で廃坑を進んでいくと、開けた場所に出る(まだ暗闇)。
奥にも、先に進む道はない(マップ番号 <12>)。
ソーサリアン「行き止まりだろうか…なにか気になる場所だが」 謎の声「ようやく…ようやく、おいでになりましたね」 解説「その時、くぐもった聞き苦しい哄笑が響いた」
続いて、暗闇の中に先ほど逃げていったピクティモス(ダレス)が現れる。
ソーサリアン「ダレス!」 ダレス「おや、あの赤毛の小僧はいないのですか…まあ良いでしょう。 まずはあなたたちから、この暗闇の中で死んでもらいましょう」
ピクティモスとの2回目の戦闘開始!
今度は<焔>の力を持っていないが、先ほどの戦闘でピクティモスの胸の甲殻が割れている。この部分のみ物理攻撃が通じるので、視界(光球)を動かしてピクティモスの動きを追いながら攻撃を仕掛ける。ピクティモスの攻撃方法は初回と変わらず。
[21]ピクティモスを斃すと…
ダレス「うおおぉぉぉ、またしても、またしても…口惜しや…」
首の部分だけが外れて、奥の壁を突き破って逃亡。
廃坑の奥に進めるようになる。
[22]廃坑を抜けると、神殿エリアに出る(視界制限はここで解除)。
解説「地下神殿サルモン。 廃坑を抜けると、そこは壁が淡い光を放つ神殿だった」 ソーサリアン「不思議な空気が漂っている。 6神官の間の空気にも似ているが、 そこともまた異質の気があるようだ」
[23]神殿の片隅には、罅の入った壁がある(マップ番号 <13>)。
解説「壁に、かすかにひびが入っている。 壁を叩くと、中から男の声が聞こえた」 男「おぉい、そこに人がいるのか。おい、頼む、助けてくれよ!」 解説「と言われても、このままではなにもできない」 ソーサリアン「そこに誰かいるのか。 なにか持ってきて助けるから、もう少し辛抱してくれ」
[24]神殿の奥を抜けると、崖上の草原に出る。
がけっぷちには大木がそびえたっている(マップ番号 <14>)。
解説「大きく枝を拡げた大木がそびえたっている。樹齢の想像もつかない。 あれほどまでに強まっていた魔物の気配をここでは一切感じないのは、 この樹の力だろうか」
樹の裏手には、女の子が立っているので、話しかける。
女の子「私は、吟遊詩人のレア。 エステリアに伝わる伝承を調べて、この国を巡り歩いています」 ソーサリアン「おいおい、伝承などと言ってる場合じゃないだろうに。 君のような女の子がこんな魔物の巣窟にいては危ない。 とりあえず、安全なところまで一緒に行こう」 レア「いいえ、大丈夫。私には、この<銀のハーモニカ>がありますから。 <銀のハーモニカ>には不思議な効力があって、 邪悪な力を跳ね除けることができると言います。 私はもう少し、ここで…この樹と――語らいたいので」 解説「そういうと、レアと名乗る少女は俯いて黙ってしまった。 不思議な娘だ」
[25]また、樹には洞があるので、中を調べると…
ルタがいたのと同じような6神官の像が立っている部屋がある。
ソーサリアン「ここにも6神官の間が… 似たような部屋がいくつかあるのだろうか」
ここで、トバの像に触れると。
解説「<トバの書>から光が溢れだし、体内に力が漲っていくようだ。 力の神官トバの力を手に入れた」
[26]神殿のひび割れのところに戻ると…(マップ番号 <13>)
(発生条件)<トバの書>の力を得ていること。
解説「<トバの書>から更なる力が体内に流れ込んでくるようだ。 壁においていた手に力を籠めると、 亀裂が広がり、壁に大きな穴が空いた!」
穴に入っていくと、中には若い男がいる。
ソーサリアン「助けに来たぞ!おい、大丈夫か!?」 若い男「おいおい、あの壁を叩き割ったのかよ。 こんなの、俺しかできないと思ってたのに…あんたらすげぇな! 俺はドギ、盗賊だ。 おかしらと一緒に、この悪魔の塔に入ってきたんだが、 罠に引っかかっちまって、このザマだ。 足さえケガしてなきゃ、壁の1枚や2枚、なんてこたぁないんだが…」 ソーサリアン「おかしら?もしや、ゴーバンのことか…?」 ドギ「なんでぇ、おかしらを知ってるのかよ」 ソーサリアン「あぁ。一度、入口まで戻ってこいと言ってたぞ。 …歩けるか?」 ドギ「おぅ、心配はいらねぇ。もちっと休めば、大丈夫だろうぜ。 おかしらにも、もちっとで戻るって伝えてもらえるか? おぉ、そうだ。廃坑で見つけたんだがよ。 大事なものみたいだが、今の俺じゃ守り切れるかわからねぇ。 預かってくれないか」 解説「<メサの書>を手に入れた」 ドギ「なんでも昔のお偉い神官さまが書いたんだってよ。 俺には、黴臭い紙のかたまりにしか見えないんだがね!」
[27]ドギと別れ、牢屋を出ると…
ソーサリアン「新しい<イースの書>も手に入れたことだし、 一度、ルタのところに戻ってみよう」
いったんダームの塔下層部まで戻る。
ただし、廃坑は光の神官ダビーの力を持っていないと通れないので、一度、樹の洞で力を切り替える必要がある。
[28]ダームの塔の下層部に戻ってくると…
(発生条件)ドギを助けた後。
ゴーバンとの再会(マップ番号 <6>)
ゴーバン「そうか、ドギは無事だったか。 <メサの書>を見つけていたんだな。 いや返さなくていい、それはあんたたちが持っていてくれ。 どうやら、俺たちよりも役立ててくれそうだ」 ゴーバン「…古の時代には、人と話せる巨木があったらしい。 <ロダの樹>と呼ばれていてな。 6神官の良き相談役でもあったそうだ。 昔の話だが、今もそんな樹が存在するのであれば、 我われにも助言を与えてくれるのだろうか」
[29]6神官の間でルタとの会話(マップ番号 <3>)
(発生条件)ゴーバンにドギのことを伝えた後。
ルタ「そうですか…ラスティン採掘坑は、そんなありさまに… 銀…いったい、魔物は銀に魅かれているのか、 それとも…畏れているのか。 どういうことなのでしょうか」
[30]ゴーバンとの会話再び(マップ番号 <6>)
(発生条件)ルタから銀の話を聞いた後
ゴーバン「ノルティア氷壁に女神像が立っているのを知ってるか。 あそこでさっき人影を見たような気がするんだ。 いや、分かってる、 あんなところに人がいるわけがないことくらいな。 魔物に殺された奴らの魂だろうか…」